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母校・追浜高校の創立60周年記念式典で講演することになりました

ぼくの母校である神奈川県立追浜高等学校(横須賀市)は、2022年に創立60周年を迎えます。

このたび、来年行われる「創立60周年記念式典」にて、全校生徒(約830名)を前に1時間講演することになりました。

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本日、数年ぶりに母校を訪問し、副校長の高橋さん、職員の成瀬さん(成瀬くん)と打ち合わせ。奇遇にも成瀬くんはぼくの同級生なのですが、学生時代は一度も話したことがなく、今日初めて会話しました。彼は今、母校で英語を教えているそうです。

最初に講演依頼をしてくださったのは、同じくここで教員をしている勝野さん(これまたぼくの同級生)でした。

彼女は今年5月に放送された「奇跡体験! アンビリバボー」のぼくのエピソードを観て、「式典での講演者として中村さんはどうか」と会議で提案してくださったそうなのです。

すると、そこに同席した成瀬くんもまた、たまたま2019年に放送されたテレビ東京「生きるを伝える」のぼくの回を目にしてくれていたそうで、「中村さんいいね!」となったらしく、式典を担当する副校長も「こういう方ならぜひお願いしたい」と言ってくださった。そういう経緯とのことです。同級生2人のご尽力とテレビ番組に感謝!

とはいえ、記念式典での講演というのは、著名なOB・OGの方や、大企業で役員になったOB・OGの方などが務めるイメージがあったので、「30代半ばの、しかもフリーランスのぼくなんかで本当にいいのかな??」と何度も思いました。

しかし勝野さんからは、「高校を卒業してから、今現在までの経験を語ってほしい。それが生徒たちのためになると思うんです」と言われ、今日も副校長から「キャリアをテーマに、生徒たちの視野を広げてあげられるようなお話、回り道も大切なんだというお話をしていただきたい」と言われ、ああ、それなら色々話せることがありそうだ、と少し肩の荷がおりました。

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高校1年生の夏に自転車レース「ツール・ド・フランス」をテレビで観て、ぼくはヨーロッパの美しい風景に憧れ、同時に自転車の可能性に魅せられました。

「自転車って、こんなに長い距離を走れる乗り物なんだ」

そこから始まった、往復30kmの自転車通学。そして、

「いつか自転車で、ヨーロッパの大地を走りたい」

という想い。この夢がなかったら、ぼくはライターになっていなかったかもしれません。自転車旅がきっかけで、旅のことを伝えたいと思い、ブログを書き始めた。そして書くのが楽しくなって、これを仕事にしたいと思うようになったのです。

高校生の頃、国語は苦手科目でした。逆に数学が得意だったから、一浪して早稲田の理工学部に入れました。

だけど、今はどうでしょう。新卒で入社したのは、理系とは関係のない旅行会社。今の職業はライター。大好きなのは読書。

大学に入り、「新しいことをしたい」とオーケストラサークルに入団したことがきっかけで、ヨーロッパを巡る演奏旅行へ行けました。その経験でヨーロッパが大好きになり、「今度は自転車で戻ってきたい」という想いがヨーロッパ自転車旅に繋がりました。そしてオーケストラの経験は就活でも生きました。

ぼくの人生は回り道ばかりですが、それを悪いことだとは決して思いません。むしろ、色々と回り道をしたことで、人生がおもしろくなったし、今に生きていると感じます。

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2年前に、ご縁あって都内の2つの高校で講演させていただきました。そのとき嬉しい反響をいただけたことがきっかけで、「いつか母校でも、自分の経験を話すことができたら嬉しいな」と思っていました。だからまさかこんな形でありがたい話がきてビックリしています。

後輩である追浜高校の生徒だったら、ひとりに伝えられるだけでも嬉しいのに、800人以上の生徒に。こんな貴重な機会はありません。

生徒たちの視野を広げ、刺激を与えられるような話。ひとりひとりの心に灯をともし、可能性を開花させられるような話をしたいです。

講演までまだ期間が空くので、自分自身もさらに仕事で成果を出して、人生を楽しんで、当日「こんなおもしろい先輩もいるんだな」と思ってもらえるよう頑張ります!

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