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北海道ガーデン街道の旅(4)個性豊かな全8ガーデンを制覇!
旅の最終日。朝7時に起きて帯広の街をランニング。ホテルから1km程度の「グリーンパーク」へ行ってみると、見渡す限りに芝生が広がっている。なんて贅沢な公園なんだ。さすが北海道。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911155/picture_pc_779ae898912dd754450e32253677bb19.jpg?width=1200)
そしてユニークなのは、長さ400メートルもあるベンチ。かつては「世界一長いベンチ」としてギネス世界記録にも登録されていたという。なんと1282名が一度に座れる。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911178/picture_pc_ff1897ca0acdddf565f43c7a4e9834a8.jpg?width=1200)
ちなみに現在の世界一は、ジュネーブ(スイス)の公園にある全長1,013メートルのベンチだそう。
ホテルに戻り、サウナと露天風呂。泊まっていた「森のスパリゾート 北海道ホテル」は、サウナがすごかった。なんでも社長が大のサウナーらしく、フィンランドへ視察まで行って2019年にサウナをリニューアルしたのだとか。見事なフィンランド式サウナだった(本場はまだ行ったことないけど)。サウナ内に白樺の木があって、そこに自分で水をかけてロウリュを楽しめる。そうすると白樺の香りが充満して実に良いのだ。清流水風呂、そして新緑を楽しめる外気浴も気持ち良かった。
おいしい朝食をいただき、少し遅めの10時前に出発。「北海道ガーデン街道」の制覇のために、今日も3つのガーデンを巡らなければならない。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911352/picture_pc_9bcbd7f5d7d04b25f25029b07ffc461f.jpg?width=1200)
まずは丘の上にある「十勝ヒルズ」を訪れた。当初、「ここは足早にサクッと見て早めに次のガーデンへ行こう」と思っていたのだが、実際に訪ねてみると「なんとも素晴らしいところだなあ」と感激した。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911340/picture_pc_5059bc10feb209dcb9645d821cb4b5d5.jpg?width=1200)
つい木陰のベンチに座って景色を眺めたりして、のんびり過ごしてしまった。昨日「真鍋庭園」で覚えたニセアカシアのフリーリアがここにもたくさんある。この木は、周囲に何もないところでポツンと佇んでいる姿が美しい。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911331/picture_pc_44d3e6e95ed6e8dab3d2b0d6a41eeb84.jpg?width=1200)
青空と雲も綺麗で、風景がより映えた。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911342/picture_pc_d755b50befd8c97f5b0167c2076908ac.jpg?width=1200)
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912526/picture_pc_01b86816d6e7b152dd429e99a12fcdba.jpg?width=1200)
名物のあずきのソフトクリームを食べる。濃厚でおいしかった。さすが十勝。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911361/picture_pc_b37c1ee99e8b99e4bf94a05be2e863c8.jpg?width=1200)
お次は30kmほど南下し、楽しみにしていた「六花の森」へ。ここは「六花亭」が運営するガーデン。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911851/picture_pc_f46cc9752e91b7d2118171680cd47382.jpg?width=1200)
六花亭といえば、「十勝六花」が描かれた美しい包装紙が思い浮かぶ。「六花の森」はそれらの花々が実際に咲く庭としてオープンした。描き手でもある山岳画家の坂本直行記念館をはじめ、様々な展示室が森の中に点在していた。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911858/picture_pc_229d9b9244ebf3ab5985aab4ccf711b9.jpg?width=1200)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911878/picture_pc_a99ad9437c97470e7420476f794b9c57.jpg?width=1200)
併設カフェでは「できたてのマルセイバターサンド」と「マルセイアイスサンド」を味わえる。どちらも最高においしかった。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911882/picture_pc_ebcc56dfd71502ca196bfd94f2c00d82.jpg?width=1200)
さらに、「六花の森」から5kmほど離れたところにある、同じく六花亭が管理する「中札内美術村」も訪ねた。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911909/picture_pc_9f40c6639691684286481bfdcc49fc2a.jpg?width=1200)
ここでは真野正美作品館や安西水丸作品館が良かった。とくに、安西水丸といえば、村上春樹と名コンビを組んだイラストレーターである。エッセイ集『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』での気の抜けたイラストはかわいかった。だからこんな場所で、まさか安西水丸のイラストを眺められるとは思わず、嬉しい誤算だった。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81911923/picture_pc_6da0d1433060e8972dc3061b4a609c62.jpeg?width=1200)
そして最後は「紫竹ガーデン」へ。「紫竹おばあちゃん」こと紫竹昭葉さんが築き上げた名物庭園。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912051/picture_pc_b42097e56bca2be5ccc6cf65f90b5c2b.jpg?width=1200)
残念ながら紫竹おばあちゃんは2021年に94歳で亡くなられたが、野の花が咲き誇る広大な庭には今も多くの観光客が訪れている。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912173/picture_pc_78f93e5a7c5039f9289b419e422ade95.jpg?width=1200)
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912176/picture_pc_6a1461805e397d2fdc738f4c307d1e00.jpg?width=1200)
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912630/picture_pc_47dbb4b2aef7e7f9636b191499d9978f.jpg?width=1200)
ここでは紫竹おばあちゃんのトレードマークだった帽子を被って記念撮影をするのが名物。ぼくも被ってみた。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912073/picture_pc_959ecf71a5fc6113da98fb61c6241d31.jpg?width=1200)
紫竹ガーデンでは、デルフィニウムというブルーの花が綺麗だった。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912149/picture_pc_32e8c71b98d3a6b40fd7ad406947924e.jpg?width=1200)
最後に「幸福駅」で記念撮影をし、帯広空港でレンタカーを返却。
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912309/picture_pc_0fa5929cb5deebacb1b9bacb31410111.jpg?width=1200)
4日間で約500km走った。実に気持ちの良いドライブだった。信号で止まることが少なかったためか、長距離の割にさほど疲れなかった。
これで「北海道ガーデン街道」に登録される8つのガーデンを制覇したことになる。①上野ファーム、②大雪 森のガーデン、③風のガーデン、④十勝千年の森、⑤真鍋庭園、⑥十勝ヒルズ、⑦紫竹ガーデン、⑧六花の森。さらに富良野ではラベンダーで有名なファーム富田も訪問できた。
いくら花が綺麗だと言っても、庭園なんて1つ、2つ見たら飽きてしまうんじゃないか、という不安もあった。だけど実際に見てみると、この8つのガーデンはいずれも個性的で、同じ要素のものはなかった。土地の趣も異なるし、咲いている花々も異なる。4日間忙しかったけど、全部訪ねられて良かった。
個人的に最も好きだったのは、旭川の「上野ファーム」である。さすが「北海道ガーデン街道」の生みの親である上野砂由紀さんが作った庭。もし夏の旭川を訪れるなら、ここは必ず訪れてほしい。
これにて旅は終了。夏の北海道を満喫した。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81912264/picture_pc_326de6562dcc361e5774e4e029b8821d.jpg?width=1200)
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