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鹿児島の旅で得たポジティブな感触

旅をしたとき、毎日の出来事を日記に残していても、なお言語化しきれない「漏れ」を感じる、という話を昨日のnoteに書いた。

「漏れ」といっても、大した「漏れ」ではないのだけど、鹿児島の旅について振り返って思うことをつらつらと書いてみたい。かなりポジティブな感触をつかめた。

まず、運転の自信がついた。最後に運転したのは、1年以上前に沖縄を訪ねたときだった。しばらく運転から遠ざかっていたこともあって、「大丈夫かな」とビビっていた。けど、割とすぐに感覚を取り戻せて、「運転が楽しい」と思うようになるまでにさほど時間はかからなかった。海を眺めながらのドライブは最高だった。

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今後は、

羽田→A空港→レンタカー→B空港→羽田

という旅もいいかもしれない。自信が持てると、旅への態度もより積極的になれる。

次に、食のこと。食べることの楽しさをこんなに味わったのは久しぶりだった。大学生の頃をピークに、ぼくの食欲は落ちていたから。鹿児島はおいしいものばかりなのだけど、食が細いと、せっかくの土地の料理を楽しめない。

友人の東樹詩織ちゃんは昔から食いっぷりのいい女の子(Twitter名が「たおれるまで食べる広報」)で、数年前に彼女がシンガポールへ行ったときの投稿が未だに印象的である。「えー、こんなに食べたの!?」と思うくらい大量に食べていた。その貪欲なまでの食欲が羨ましくて、「よくこんなに食べられるね」と言ったら、「たくさん食べると胃袋は大きくなります」的なアドバイスを受けた記憶がある。「本当かなあ?」と半信半疑だったのだけど、この半年で、実際にぼくの胃袋は大きくなった。

昨年7月からジムで筋トレするようになり、タンパク質をたくさん摂ろう、ご飯もたくさん食べよう、と頑張っているうちに、食べられるようになった。少し前までは定食屋での「ご飯大盛り」が食べられないくらいだったのに、今では大盛りじゃないと物足りなくなっている。これはすごく嬉しい変化だ。

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鹿児島で、心の底から「たくさん食べられると楽しい!」と思った。黒豚のトンカツ、ハンバーガー、フライドポテト、ぶりしゃぶ、豚しゃぶ、その他いろいろ食べた。長島町のカイユーヤくんの料理もいっぱい味わえた。ひたすら食べていた。それでいて暴飲暴食という感じにまではならず、体調を崩さなかった。

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体調といえば、筋トレによる「体力の向上」も良い効果をもたらしている。朝から夜まで活動的でいられて、「まだまだ旅、楽しめるじゃん」と自信になった。以前はこんな感じではなかったのだ。夕方になるとものすごい眠気に襲われて、我慢していると頭痛がしてくる。そんなことが日常茶飯事だった。やっぱり、旅を楽しむためには食欲と体力が必要だ。たくさん食べて、たくさん活動する。それが旅の充実につながる。筋トレや運動の習慣を継続しようと改めて思えた。健康第一である。

あとは、人と一緒にいる時間とひとりの時間、バランスを大切にしよう、と思った。旅では初めてのものにふれるので、基本的にインプットの連続である。インプットしたら、同じくらいアウトプットするのが健全だ。ところがぼくは、書いてアウトプットするタイプの人間なので、人といるときに会話を通したアウトプットが苦手な傾向にある。そのため、ひとりになれないとだんだんソワソワしてきて、集中力がなくなってくる。だから一日中誰かと一緒にいるのは難しくて、ひとりの時間もちゃんとキープして、アウトプットして整理する時間、心を落ち着かせる時間にしたい。

様々な人と出会うなかで、「流れ」を生み出す感覚も思い出せた。シンクロニシティもあった。「明日の朝は何しようかな〜」と思っていたらカイくんから「仙巌園を案内しますよ」と連絡がきたり、鹿児島に住んでいる有川さんから夕食に誘っていただけたり。そういう誘いに飛び乗ると、必ずおもしろい展開が起こる。仙巌園で島津家や幕末の歴史に興味を持ったことで、これからしばらく司馬遼太郎の小説を読もうと思っているし、有川さんの紹介で田島社長ともお会いできた。ぼくの行動がちょこっと変化した。行動が変化するということは、人生の軌道も変化するということだ。何が起こるかわからないけど、何かが起こるかもしれない。そういう「種まき」をたくさんしていきたい。

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