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向き合いたい自分の課題

6月5日に「今週の振り返り」という投稿をした。

直近の10日間(6月5日〜14日)についても、思うことを書き留めてみる。

6月5日(日)

まず、6月5日に友人Yとランチをしたのが、「振り返り」をしてみようと思ったきっかけだった。Yも毎週振り返りをしていて、それによって人生に良い影響が出ていることを、彼女の表情や話しぶりから感じられた。だから自分もやってみようと思った。

6月6日(月)

Yがぼくに与えた影響は、「振り返り」のことだけではなかった。キャリア構想の話題になり、彼女の大きなビジョンに感心するとともに、ぼくは大した未来を描けていない自分に情けなく感じてしまった。虫カゴに入れられたバッタのように、狭い世界で生きているような気がした。孤独も感じ、不安になった。それで、今抱えている悩みを吐き出したいという気持ちもあって、「不安の正体」と題した記事を書いた。

6月7日(火)

「不安の正体」を書いて、SNSでいろいろなコメントをいただいた。ぼくはそれらの言葉に励まされ、少し冷静になることもできた。そして続きの記事を書いた。

記事の最後に、こんなことを書いた。

ただ、昨日も書いたように、人とつながることは引き続き意識していきたい。「心をオープンにすること」はここ数年の自分の課題である。ぼくは無意識に壁を作ってしまうところがある。それをなんとかしたい。きっと何かを恐れているのだけど、まだうまく言語化できていない。こうして書きながら、自分の成長につなげていきたい。

ぼくが今取り組みたい課題は、人との付き合い方である。問題の根本にあるのは、ぼくが人をどう見ているか、どういう姿勢や態度で接しているか、ということ。相手はこちらに心を開いてくれている(かもしれない)。でも、自分は相手に心を開いているだろうか? 少なくともフリーランスになるまでは、ぼくはもっとオープンな性格だった。まったく壁を作らなかったし、ストレートに相手の中に入っていくことができた。遊びやイベントに人を誘うことも、何も考えずに気楽にできた。だけど、フリーランスになってから、いくつかの出来事があり、そこから心の受け止め方が変容してしまった。人とつながっても、距離が近くなり過ぎることを避けるようになってしまった。

また、たとえばさほど親しくもなかった人から突然「久しぶり、元気?」「ちょっとお茶しない?」みたいな連絡が来ると、昔のぼくならフットワーク軽く動いていたのだが、今は一瞬、全身に緊張が走る。「何が目的なんだろう?」「何か裏があるんじゃないか?」と訝しげに感じて身体が強張ってしまう。実際、過去に何度か嫌な出来事があって、その記憶が抗体反応のように出てきているような感じがする。ただ、純粋な気持ちで接してくれている人に対して、ぼくが疑わしげな態度を取ってしてしまうのは良くないなあと感じている。

関係がプライベートの領域になると、相手との間により壁を作りがちになってしまう。人から何かを頼まれるのも苦手だし、人に何かを頼むのも苦手である(これから直していきたい部分)。ときどき協調性の面で問題が生じてくるのは、相手に原因があるのではなく、明らかに自分に原因がある。

こういうことを言語化するのをずっと避けてきた。課題があることはわかりつつも、逃げてきた。でももしこのまま放置していたら、おそらく自分は孤独で不幸な人生を送ることになるだろう。直感的にそう感じている。

ぼくはより善く生きたい。そのために、まずは問題をできるだけ言語化してみて、整理してみて、人とのやり取りでうまくいかないことやモヤモヤが生じたときに、何がいけなかったのか、どうするのがよかったのか、あるいは相手の言動をどう受け止めるのがよかったのか、などをきちんと考えたい。

6月8日(水)〜14日(火) 高松

6月8日から一週間、高松へ行っていた。その日々の出来事はマガジンにまとめた。

でも本当は高松での時間を、今書いてきた「課題」について考える時間にしたかったのだ。思いのほか忙しくて、noteだって毎日2〜3時間かけて書いていたから、全然考える余裕がなかった。

だけど最終日、東京に帰る日の夜中4時頃にハッと目覚めて、自分の課題についてようやく少し言語化できたのだ。おそらく無意識の領域では、ぼくが旅を楽しんでいる間もずっと思考を働かせていたのだろう。明らかに言語化がクリアになっていた。このまま寝たら忘れてしまうと思って、頭に浮かんだ言葉をスマホにメモした。

自分の課題と向き合わなかったとしても、これまでのように生きていくことは可能かもしれないが、多分、その人生は楽しくない。ぼくはより良い感覚、態度、姿勢を心がけて、人との良好な関係を築きながら生きていきたい。しばらく疎遠になってしまった友人たちとも、必ずまた会って話したいと思っている。今はリハビリと思って頑張りたい。

***

6月に入ってからたくさんnoteを書くことができた。前半の2週間で計3万字くらい書いただろう。とくに旅行中、欠かさずインプットとアウトプットを積み重ねられたのは良かった。忙しかったけど、旅先での経験を血肉に変えるためにも、やらなくてはいけないことだった。高松ではたくさんのものを見て、考えた。今はまだ、旅行をしても1円にもならないが、同時に「いくら出しても買えない経験」が得られた。長期的視野に立って、地道に信念を貫いていこう。自身の課題にも立ち向かいながら。

この期間で村上春樹『遠い太鼓』とルトガー・プレグマン『Humankind 希望の歴史(上)』を読み終えた。どちらも素晴らしい本だった。

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