「何かに挑戦したい気持ちは、お金では買えない」120万円を集め、チャレンジした経験からの学び
今朝、歩きながらふと思ったことを書き残しておきたい。お金と挑戦、自分が伝えたかったことについて。
今年の7月以降、「旅と発信の資金」として友人・知人や読者の皆様から120万円を集めて、4ヶ月の間に120万円を使い切った。それは正直に言って、すごく気持ちの良い体験だった。
以下は、「支援金を集める」と覚悟を決めた7月11日の投稿。ドキドキしながら書いたのを覚えている。
無事に集まった120万円によって、ぼくは10日間のオーストラリアで、32日間の東北一周自転車旅で、16日間のフランスで、大きな経験を得ることができた。
そしてそのすべての日の経験を、旅のエッセイとしてnoteに記し、ご支援者をはじめ読者の皆様と共有することができた。
オーストラリアで9本
東北一周自転車旅で32本
フランスで17本
のnoteを更新できた。全部で何万文字を書いたのだろう。旅の素晴らしさが伝わっていたら嬉しい。
また、旅のことだけではなく、目標を実現するためにもがいていた日々のnoteも、同時に書くことになった。ぼくはそこに、旅の発信とはまた異なる価値があったと思っている。
友人から、「今年中村さんが、ある時期から吹っ切れたようにチャレンジしていた姿に、私も勇気づけられた」という言葉をかけられて、とても嬉しくなった。「私も頑張らなきゃ」と思ってくれたそうだ。もちろん目的として掲げていた「旅の発信」ができて良かったけど、でもぼくがもっと深いレベルで伝えたかったのは、「人が何かに挑戦する姿そのもの」だったから。
挑戦には、不安や恐れが伴う。大変なことも多い。だけどそれでも、何かに挑戦したときは、いつも「やって良かった」という感想が残る。ハプニングや失敗も、そのときは辛くても、時間が経てば人を安心させる(あるいは勇気づける)笑い話になる。だからやりたいことがあるなら、やらないよりも、やった方がいい。挑戦する過程で得るもの、挑戦した結果得るものはとてつもなく大きい。そして経験が多ければ多いほど、人生に深みが出るはず。
そういうことを、自分の経験や、楽しんでいる姿を通して伝えられたら、と思っていた。そしてそれは確実に、誰かには伝わっていたのだと思う。学生や若い人たちから、「自分もこんなことに挑戦したくて」と相談を受ける機会が増えた。草の根的で小さなことかもしれないけれど、日本の未来にとって明るいことだ。「何かに挑戦したい気持ちそのもの」は、お金では買えないのだから。
お金を得て、使い、経験を増やし、価値を共有する。こうした良い循環を回していれば、きっとまた、様々な形でお金が集まるはず。自分にお金を預けてくれたことへの感謝の気持ちを忘れず、引き続き頑張っていきたい。
この記事が参加している募集
お読みいただきありがとうございます! 記事のシェアやサポートをしていただけたら嬉しいです! 執筆時のスタバ代に使わせていただきます。