見出し画像

衝動的な行動は「思わぬ出来事」を引き寄せる

昨日、現在の悩みをできる限り正直に書いて投稿した。赤裸々な内容なので、当初は記事として公開しようかすら迷った。なんだか恥ずかしくもあった。でもこういう文章こそ自分らしいと思ったし、これを発信することで誰かに何かを与えられる可能性もあるかもしれない、という気持ちで出した。

結果的に、出して良かった。反響があり、様々な方からコメントをいただいた。今朝はそれらを紹介しつつ、自身の思考を深め、また流れに委ねてみたい。

齋藤久平さん
「よく分かるなぁ。しょっちゅうあるなぁ、その不安。でも結局後からピアノやってて良かったって思うタイミングって来ると思うんだよね。というかそういう経験がのちにお金になるというか。例えば偉大なピアニストのインタビューを書くことになるとか。だから最近はあまり物事考えすぎたり悩んだりしないように暇を作らないことを個人的に心掛けてる😂」

東京プリンスホテルで10年間レストランサービスに従事したのち、2014年にドリンクスタイリストとして独立した久平さんは、フリーランスの先輩である。以前、ぼくが企画したパーティーでドリンクのコーディネートをお願いさせていただいた。逆に久平さんがぼくにプロフィール文章の作成をご依頼くださったこともあった。

後から「ピアノをやってて良かった」と思うタイミングは、経験的に、ぼくもきっと来るような気がする。あと、「物事を考えすぎたり悩んだりしないように暇を作らないことを個人的に心掛けてる」というのはすごくいい。表面上では他人の悩みは見えづらい(むしろキラキラ輝いてばかり見える)けど、みんなそれぞれ悩んでいて、それぞれ考えて課題に対処しているんだなと思った。


永田尚子ちゃん
「興味のあることに、興味のある時に、その熱量が冷めないうちに夢中になるのが一番!おきゅうさん(※久平さんのこと)が言うように、あとから仕事に繋がってあの時は種まきしてたのかってことに気づける瞬間がくるはず。直接的なことじゃなくても、全ては繋がってる。頭で考えても、計算しても、自分のやりたくないことにはコスパ良くチカラを発揮できへんからこそ我々はフリーランスを選んでる🤝ほんで、あのピアノのnote素晴らしく良かった‼︎」

かつて大阪の心斎橋筋商店街で広報をしていた尚子ちゃんは、オリジナリティ溢れる発信と行動の素晴らしさで一度話を伺ってみたいと思っていた存在だった。2014年にぼくは大阪まで会いに行って友達になった。のちに久平さんを紹介してくれたのも尚子ちゃんだった。直接会うことは少ないが、たびたび温かいコメントをくれる大切な友人である。

ぼくが今夢中になっているピアノは、打算的に始めたことではなく、心からの欲求に従って「思わず動いてしまったこと」。でもきっと、尚子ちゃんも言うようにそれが自然と「種まき」になっているのだろう。

同じような例は過去に何度も経験している。2009年に自転車で九州まで旅したことがブログ(=文章を書く習慣)を始めたきっかけで、それが理系学生だったぼくを「ライター」という仕事に導いた。そして旅の経験はぼくを旅行業界にも導いた。また、2017年には「東海道五十三次を歩いてみたい!」と思い立って京都まで20日かけて歩いたが、その3年後、突然プレジデント社から「雑誌の巻頭エッセイを書いてください。テーマは東海道五十三次を歩いたお話で」とご依頼があった。衝動的に動いたことが「種」になっていた。いずれも、何かしら「思わぬ出来事(=芽)」につながっている。

さらに、ドイツを拠点に活躍する国際的ピアニストの古畑祥子さんからも素敵なコメントをいただいた。

「職業でピアノ弾いてても言いようのない不安は常にあります。大きいか小さいかは日によって違いますがまさに常にです。人生はアドベンチャー、終わるときに成功したとか、満足だったとか、幸せだったとかきまる。ゲームは最後まで続くから、本能は大事!ピアノやりたいならそれが本能!きっとピアノ通して何か見えますよ。また何があった時ピアノに助けられますよ!」

古畑さんはニューヨークのカーネギーホールで観客総立ちの演奏をされた方。昨年のサントリーホール公演ではエネルギッシュなショパンを聴かせていただいた。母校・追浜高校の偉大な先輩である。

さすが道を極めたアーティスト。「人生はアドベンチャー」「本能は大事」「きっとピアノを通して何か見えますよ」と感覚的に刺さる言葉の連続だった。しかし古畑さんほどの方でも言いようのない不安が常にあるとは、驚いた。みんな、自分と戦っているんだな。悩みながらも、最終的には自分の心を信じて、道をひらいてきたのだろう。

3人とも、「偶発的キャリア」を後押ししてくれて、熱量高く今やりたいことを本気でやろう、という気持ちが強まった。

考えてみれば、自分が好きなことをするために節約する日々は、料理をする習慣にもつながっていた。ぼくはGW明けからほぼ毎日何かしら作っている。大の苦手だった料理が、おかげで少しずつ上達している。健康にもプラスだし、好きなことをする生活は、結果的に良い副産物を生み出すことが多い。昨日の投稿もこの投稿も、「悩んだから生まれたもの」である。悩まなかったら、書けなかった。そして書いたことで、自身の成長につながっている。そう考えれば、もう「なんでもこい」という気持ちになってくる。

ただ、昨日も書いたように、人とつながることは引き続き意識していきたい。「心をオープンにすること」はここ数年の自分の課題である。ぼくは無意識に壁を作ってしまうところがある。それをなんとかしたい。きっと何かを恐れているのだけど、まだうまく言語化できていない。こうして書きながら、自分の成長につなげていきたい。

お読みいただきありがとうございます! 記事のシェアやサポートをしていただけたら嬉しいです! 執筆時のスタバ代に使わせていただきます。