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交通事故をなくすためには

最近、子供たちを巻き込んだ交通事故がよくメディアで取り上げられている。2019年に大津市で保育園児らに突っ込んだ事故、同じく2019年に池袋で暴走した車が母子に突っ込んだ事故、2021年に八街市で小学生の列にトラックが突っ込んだ事故は、多くの人が記憶に新しいと思う。

死亡事故死者数は減少傾向にあるが、それでも年間約3,000人が亡くなっている。10年間で3万人、一日10人弱が亡くなっている計算になる。もはや戦争中のレベル。重傷、軽傷など報告されている交通事故すべてを含めると、なんと年間30万件にもなるという。メディアで取り上げられるのは世間的にインパクトが大きい事故だけなので、ほんのごく一部しか表に出てきていないだけで、実際には毎日いたるところで事故が起きている。

特に死亡事故は亡くなった人の家族、親族、友人、そして加害者側の人生を大きく変えることになる。そのため、年間3,000人という数値では表せないくらいの大きな影響がある。

交通事故をなくすためには私たちは何ができるのだろうか?そのためには、なぜ交通事故が起きるのか、まずはその原因を知る必要があると思い、いろいろと調べてみた。

交通事故は何らかのミスにより発生すると考え、それを4つのフェーズに分類した。

①「運転」に関するミス:免許とってなくて運転の基礎知識がない、飲酒運転で正常な運転ができない、疲れた状態で居眠り運転、スピードの出しすぎなど、そもそも通常の運転ができていないというもの。他の部分でどんなにがんばっても、この前提ができていないと事故は防げない。

②「認知」に関するミス:歩行者の見落とし、右折時の対向車見落としなど、注意すべきものを認知できないタイプのミス。

③「判断」に関するミス:対向車が来てるのに行けると思い右折して事故、減速せずにカーブを曲がり切れると思い事故など、認知しているにも関わらずその判断を誤ることによるもの。

④「操作」に関するミス:ブレーキ不十分、アクセルとブレーキの踏み間違い等、最後の操作をする段階でのミス。

次回以降は、これらのミスの詳細について記載していきたいと思う。

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