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男の星座

梶原一騎作の自伝 男の星座 を読んでいる。

まずタイトルがいかしている。梶原一騎の作品では空手バカ一代も僕は大好きな作品だ。空手バカ一代は子供向けの漫画なので創作が多いが、男の星座では大山倍達や力道山、若かりしころのアントニオ猪木などが著者の体験の下、生々しく描かれている。彼の描く愚直に突き進む男が僕はすごく好きで、また梶原一騎自身もやはりそのような男なのだ。

舞台は1950-60年台。戦後間もなくで、日本では全体的な敗北感から復興の時代。

僕は1981年生まれで、大山さんや力道山がくぐり抜けた時代ではなく、ものが当たり前にある裕福な時代に育った。今はもっとモノが溢れスマホがあり、SNSで人が繋がる時代。時代は変わるけど、この漫画には心に留めておくべき大切なものがある。

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