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#TREK くじゅう連山へ part2 -法華院温泉山荘へ 

おしごと

レンタカーで会社の福岡営業所に到着。所内の方への挨拶もそこそこに準備されていたWi-Fiルータを設定していく。ひかり回線(1Gbps)がきているのにルータやHubが100Mbpsの古いものが入っていた。Wi-Fiルータを Manual RouterモードにしPPPoE認証情報を登録、既存のルータと交換。有線接続ができるようWi-FiルータにHubを挿してやる。これで 5Gbps/2.4Gbpsの無線接続と従来の100Mbpsの有線接続ができる。ユーザに接続方法と簡単な手順書をお渡し無事完了。

一路、九重ここのえICへ

iPhoneで目的地を設定、Apple CarPlayでPodcastを再生し車を走らせる。
なれない土地での運転ではあるが問題なく高速道路に入りしばらく走る。
マイカーと違って、デジタルリアビューミラーが入っているNote。視野角が広く慣れると見やすいかなと思ったのも束の間、日中ではレンズへの日差しが強く視認性が悪い。ミラー取付部にフリップがあることに気づき奥に押し込むとデジタルモードがオフになり液晶に後方が映りこむ状態になった。これのほうがよほど見やすい。
途中山田SAに立ち寄り昼飯を食べる。力の源泉が必要だ!ということでからあげ定食を食べた。クルマに戻りふと周りを見渡すとSAを囲む山肌の一角が銀色にピカピカと輝いている。山の斜面に沿って太陽光パネルが敷設されているのだった。クリーンエネルギーとして太陽光をエネルギーに変えるという点はよいのかもしれないが、なぜわざわざ二酸化炭素を吸収して酸素を出してくれる存在を刈り取ってパネルを敷かなければならないのだろう。京セラ本社ビルの側面に設置されたパネルのように既にある活用されていない建物の平面に敷設すればよいのではないだろうか。と思いつつ車をだし九重ICまで走る。

九重ICをでてナビ通りにしばらくいくと緑の大草原が広がりはじめた。この素晴らしい空間に少しでも溶け込みたいと思い車の窓を全開にし爽やかな風を感じながら進んでいく。次第に硫黄岳を中央に配する九重連山の全景が雄大に展開した。

長者原ちょうじゃばる ビジターセンターから法華院ほっけいん温泉山荘へ

13時に長者原ビジターセンター前の駐車場に到着。平日の昼過ぎはご高齢者天国で森の中に設置されたウッドテーブルを囲むようにハイカー姿のじいさまばあさま達が楽しそうに食事を持ち寄って食べている。なんと優雅なセカンドライフ。レンタカーの中でハイカー装備に着替えリュックの荷物を整理し身支度を整える。 これが高速バスや電車移動だと荷物は最小限にせざるを得ず、サンダル等の快適グッズの携行を諦めるということがある。車があれば登山前後に近くのスポットに立ち寄るという柔軟性も生まれる。温泉の後の着替えまで詰める。デメリットをあげるとするなら駐車した場所までピストンで戻ってこなければならないこと・高速代やガソリン代がかかることだろうか。マイカーを手に入れてからはドライブが楽しいこともあって長野方面に行くときでも物量の制約なしに登山中の荷物、移動中・下山後の行動着も持って行くスタイルが気に入ってる。
準備ができたのでいざ出発。

穏やかな登山道をゆく

天気予報ではこの日の天気は晴れのちくもり、そして夜には雨だった。
今回 山と道のUL all weather hoody とpantsを初めて実践で使用することもありそれが楽しみの一要素となっていたので雨がふること自体は大歓迎くらいに考えていた。直近のSCW(槍ヶ岳小屋の方に教えてもらったスパコンを使った天気予報ツール)で見ると台風が接近しているため雨予報となっていたものの予想以上に本州より南の海上を通過していくだろう予測となっていたので 雨降らないんじゃね?くらいの余裕を感じていた。

そのような心持ちで登山口を目指す。尾瀬のように整備された美しい木道をテクテク歩いていくと森の入口に行き当たりそこから三俣山みまたやま の裾を時計回りで歩き坊ガツルぼうがつるを目指す。坊ガツルまでのCTは約2時間。法華院温泉山荘はそこから15分ほど歩いたところ。

出発地点のタデ原はラムサール条約湿地として登録されている貴重な自然環境なんだそうだ

道中は頭上を樹々に遮られているところが多く、またアップダウンもそれほどきつくない涼しいハイキングコースだった。

うつくしい緑の天蓋

雨ヶ池越あまがいけごえ手前で坊ガツルの全容がチラリと見えた。ミヤマキリシマも所々に咲いているようだ。

左の突起があるところが大船山

今回は山までの交通費に多くを出費したので小屋泊ではなくテント泊に決めておりそれなりに重い荷物を背負う覚悟をしていたのだがリュックも今までつかっていたHaglofs OXO 70L (2.6kg)からMont-bell ALPINE PACK 50L (1.6kg)に変えたことや、Velbonの重たい三脚を軽いプラスチックの三脚にしたことで今まで担いできた中でも比較的軽やかにやってこれた(いずれは山と道のMINI2に触手が伸びると思われる)。坊ガツルにはテントが1500張りできる広大なスペースが有る一方、法華院温泉山荘にも狭いながらもテント場があるのだと地図に記載があったので坊ガツルに到着したタイミングで山荘へ電話をかけて確認してみる。テント場には余裕があるとのことだったので山荘へ直行。

テント泊は1泊800円、2泊分を支払った。

テント設営

久しぶりに設営するPAINE G-light X。2-3人用の約1.3Kgのこのテントは2013年に東京の石井スポーツで買ったもの。最後にこれを使ったのは2019年の剱沢か。それ以降は自分が楽したいのと山小屋経営に少しでも強力したいという理由で小屋泊ばかりだった。なのでテント持って炊事もやるのは久しぶりだ。
テント場は砂利場になっていてそこにテントごとのスペースにつら が揃った木材を並べてあるためテントフロアの凸凹が皆無。これはありがたい!

このような木材を敷いてあるテント場は初めて

時刻は15時過ぎというところ。雨が降る前にサクッと近くの一座に登ってみるということも考えたがとりあえずなんとなく持ってきた一食分を食べ山荘周辺を散策して過ごすことにした。写真からも分かる通り雨雲らしきものが空中をウロウロしているので all weather hoodyを着てぶらぶらしていると案の定ポツポツ降ってきたのでテントに引き返す。日没までまだしばらくある時間帯に頭上を叩く雨音を聞きながら山荘で取ってきたパンフレットや地図をにらみ明日の工程を考えて過ごした。   明日朝から雨降っぱなしだったらいやだなー。

村上春樹の新刊は車に置いてきており読むものもなくなってしまったので雨音を子守唄にして眠りについた。

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