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2018年6月レビュー
6月は、今担当している任務においてとても重要な協議の場が複数会あった。そこから感じたことを中心に整理したい。今の任務でとても有難いことは、組織経営について、多領域の方と議論する場を持てるということ。恵まれた環境に身を置かせてもらっていることに感謝したい。
【進化したと思えること】
「組織を経営する身として必要なことは何か?」ということを多くの組織経営者を見て学べたこと。 組織論やリーダーシップについては、様々なところで語られる。組織を横並びして比べてみると、社員が感じる不安や経営に投げかける疑問には共通点がある。きっと、今の経営陣ですら同じことを若い時に感じていたはずだ。しかし、それを社員が腹落ちする形で説明出来る人と出来ない人がいる。 僕は、「社員にとって何が腹落ち度を高める要素は何か」と考えた時に、以下が大事だと思わされた。
・歴史が物語る原理原則に基づいていること ・具体的なエピソードと自分だけの言葉で語ること
経営の原理原則は、”経営の父”ドラッカーや”経営の神様”松下幸之助、更には”日本の近代資本主義の父”渋沢栄一等から学べる。「どのように本質を見極めるのか?」「どのように業界の課題を見極めるのか?」という質問に対して、「深く考えることだ」「一つ高い目線で考えることだ」というだけでは、具体性に欠けるし、誰だって言える。それを一歩踏み込んで、自らが取り組んできたストーリーやフレームと共に語れないといけない。そこには、日頃の思考と経験がもたらしてくれる”自分だけの言葉”を持っているかどうかが勝負になると思う。これに気付けたことは結構大きい。
この気付きに基づき、いま自分に課している問いは、以下の2つ。
・ビジネス現場に戻った時に、最初の100日で何に取り組むか ・事業会社に派遣された時に、最初の100日で何に取り組むか
坂本龍馬が様々な方から得た教えを「船中八策」として自分なりの言葉で編集し纏めたような形に出来ればと考えている。
【自分に足りないと思えたこと】
1.人前で話す一つ一つの言葉を大切にする意識 言葉のチカラを信じる以上、それを人一倍実践していかないといけない。誰かと話す時に、何をキーメッセージにするか。小泉進次郎さんが言うように、「言葉に体温と体重を乗せる」ことを準備段階でしっかりやらないといけない。また、余計な小さな一言が、信頼を落とすこともある。もっと丁寧に人前で話すことを強く意識しないといけない。
2.数字感覚 以下の問いを考えるうちに、見えてきたことがこれ。
・何の為にお金を稼ぐのか ・ビジネス現場で課題を見極めるKey Factorは何か
前者については、「世の中を良くする為の投資資金を得ること(未来への投資)」「会社を維持し、人々に雇用という安心を提供すること」。これが今の答え。渋沢栄一は、「道徳経済合一」(企業の目的が利潤の追求にあるとしても、その根底には道徳が必要であり、国ないしは人類全体の繁栄に対して責任を持たなければならない)を説いた。また、経済とは、「経世済民」のことであり、世の中よく治め、人々を苦しみから救うこと。「エコノミクス」の語源はギリシャ語の「オイコノミコス」であり、「共同体のあり方」という意味があるようだ。こういう言葉を知ると納得感が増す。
後者については、様々な解があるけど、そのうちの一つが「業界ごとに異なるKeyとなるBS/PL/CF上の数字」を知っていること。
ビジネスはサステナブルでないといけない。恥ずかしいくらい今更だけど、その為には数字に強くないといけないし、正直自分は「数字は苦手。誰かに任せよう。」と逃げてきたところもあり、それではいけないと思えたことは進歩。
さあ、今の任務も残り2か月。組織に将来への種を一つでも多く撒き、先人たちが撒いてくれた種から一つでも多くの花を咲かせられるように、頑張ろう!!
【6月に読んだ本・観た映画】
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