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2019年8月振り返り

中々精神的にはきついこともあったけど、一歩成長出来た実感が持てた一か月だった。やったことないことに向き合うことは不安だったり、億劫な気持ちになるけど、「逃げないこと」「後回しにしないこと」「突き詰めること」「ちゃんと振り返ること」が大切なのだろう。全部完全に出来ていた訳ではないし、「自分をどう励ますか」という点は人生における大きなテーマだなと強く思う今。これからもっと大変だろうことが続きそうなので、こういう経験を重ねながら、前に進んでいきたい。

1.一定期間、自分を離さなかった問は何だったか

・どうチームのカルチャーを創っていくか。

・苦手なこととどう向き合っていくか。

・優秀な同僚が集まった中、自分はどんな価値を今後提供していくべきか。

・「誰も教えてくれないこと×普遍的なこと」とは何なのか。

特に最後の点については自分としては一つスッキリした考えが整理出来た。考え方は下図の通りで、学校でも社会人大学院でも上司からも中々教えてもらう機会が少ないこと(要は簡単に教えることが出来ないこと)と、時代が変わっても普遍的なことの組み合わさった領域(A)こそ、長い目で見た時の提供価値になるのだと思うし、自分はこの組み合わせの各々自体が好きだ。

Aにはどんな事項が当てはまるだろうか。例えば、苦手なことや嫌なこととの向き合い方。人は皆、先延ばししたいこと、見てみぬ振りをしたいことと絶え間なく向き合っている。それに打ち勝つには、自分をどう励まし、重い腰を上げるかという「自分だけの心の鍵」を見つけないといけないけど、そんなこと誰も教えてくれないし、ただただ精神論を指導されても、分かっているけど出来ないのが人間。自分を突き動かす動機付けは自分しか分からない。自分を励ますには、それなりの訓練が必要なんだ。孔子は論語の中で、「仁」の大切さについて何度も力説をしているようだけど、その中心となるのは「克己」。自分に克って礼に立ち返ることが仁である」と説いているようだ。

AとBの中間に位置するだろうことを考えてみる。深い思考を追求する為の「問の立て方」「人の巻き込み方」「ストーリーの描き方」「文脈を読むこと」なんかもここに入るのではないだろうか。比較的アート的要素が入っていると思う。

個人的には、Bに当てはまるだろう「歴史」も好きだ。更には毎日のように関係してくるけど、中々一般的に教えられることが少ないと感じる「コミュニケーションのハウツー」「ファシリテーションのハウツー」なんかもここに入るのかな。

2.何に刺激を受けたか

強いポジティブな刺激は振り返ってもあまり無かったかもしれない。もっと自分から刺激を獲りにいかないと。そもそも自分が求める刺激とは何なのだろうか。やはり、見たこともない世界や人、五感で得られる刺激だと思う。

3.どんな反省があるか

・新たなチャレンジに対して、極めて準備不足だった。専門的な知識と戦略性の欠如もあり、結構苦戦した。時間が取れなかったことは言い訳にならないけど、すごく次に繋がる経験になった。

・自慢話をふとしてしまったこと。自慢をすることは、「自分に自信がないが故に、相手にマウンティングするツール」だと最近思っている。優秀な人材に会うと、どうしても自分と比較してしまうけど、質実剛健であることを僕は大事にしていきたい。

4.今月どう在りたいか

・大胆に考え、行動し、人の役に立てるようにしたい。具体的には、会いたかった人に核心のついた質問や大胆なお願いをすることと、勝手に相手の代わりに採用ポリシーや仕組みを考えてみることをやってみよう。

・8月にうまく出来なかったことと同じ別の機会がまた始まる。前回の反省を活かして円滑に進められるように準備しよう。

5.今改めて思うこと

周囲からは「もっとバカになってもいいんじゃない?」と言われる。河合隼雄さんも「真面目はほどほどに」とおっしゃってたけど、本当そうだなと思う気持ちと、無理にそんなバカを演じられない・・・とも同時に思う。自分の気持ちに嘘をつかないことは簡単ではない。また、嘘をついてでも何かにチャレンジし、壁を乗り越えること自体も簡単ではない。何が自分の生き方として正しいのかは正直今も分からない。ただ一つ言えることは、自分にとっての信念(天国にいる祖父や、自分を育ててくれた祖母・両親に恥じない生き方をすること)は一つの判断や決断の指針になるということ。

あとは、頭と心の切り替えにメリハリをつけられないのが自分の弱さ。頭の中で雑音を消せないがゆえに打ち合わせに集中できなかったり、誰かのことが忘れられなかったりする。色んな経験を経て、今は大きく受け止めてしまうことが、将来は小さなことに思えてくるのかな。そういう意味では、年をとることも悪くないかもしれない。

夏が終わろうとしている。旅という旅に行けなかったことが残念。Brutusなんかを読むと、秘境と呼ばれる場所が日本にも沢山あって、まだまだ見たことがない景色が沢山ある。最近、オフ時間でのアグレッシブさに欠けている。意識的に時間を取って、どこかへ出掛ける計画をしてみよう。

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