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バルカンの旅で見た美しさ

旅は、「自分の国を知ること」という人もいる。外に出てみないと自分の家が何色なのか、どんな形をしているのかは分からない。海外の旅は、風土・慣習・文化を中心に、多くの違いに触れることで、日本の強みや弱みを沢山教えてくれる。そして、自分自身に多くの疑問をつきつけてくれる。

各国違いもあるけど、共通する部分もあると思う。今回バルカン半島を旅(セルビア→マケドニア→コソボ→ボスニアヘルツェゴビナ)して、自分が思わずシャッターを押してしまった「素敵だな」と思える光景があった。それは、「人間と人間の関係性における美しさ」。

ここで見れた光景は、

時代は変われど、

国は変われど、

どんな時も不変的な美しさなのではないだろうか。

再会を喜ぶおばあちゃんと孫(@セルビア)。30メートルくらい先から走ってくるお孫さんの姿と、大きな声と喜びで向かえるおばあちゃんの姿は、とても美しかった。


冒険心溢れる姉妹の二人だけの時間(@セルビア)。多分、家族旅行の途中。二人であまり人がいない崖の近くまで行き、景色を独占していた。


友人の結婚を祝う仲間たち(@セルビア)。隣国、ブルガリアから来ている男5人集。翌週、この中の一人が結婚するにあたってのお祝い旅行だとか。


景色と共に新たな思い出を作るカップル(@ボスニアヘルツェゴビナ)。 美しい景色と共に写真を撮る人は沢山いた。


一時的な別れを惜しむカップル(@コソボの空港)。 女性側は抱擁が終わった後、涙していた。


会話は多くなくても、温かい空気感を醸し出すカナダ人のご夫婦。(@ボスニアヘルツェゴビナ)。きっと多くの時間を共にし、様々な経験を一緒に乗り越えてきたのだろう。日本にも馴染みがあるようで、会話が弾んだ。

突然だけど、僕が人生で追求したいと思っているのは、以下3つの要素を備えた仕掛け。

「世の真理」(不変的なこと)         

「自分事」(責任をもって自分事として捉えられること)

「未来の社会に役立つこと」(未来社会が抱えるであろう問題への処方)

今回の気づきは上記1点目のヒントになったと思っている。他人の大切な時間に勝手にシャッターを押してしまい申し訳ないと思いつつ、客観的に見ていても、大切な人との時間はとても美しい瞬間だった。

P. S 表題の写真:喧嘩中なのか?ただの他人同士なのか?不明。ただこの距離感がとてもユニークでした。笑

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