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2019年11月振り返り

11月の大イベントは何といっても引越し。新たな心境を与えてくれたり、部屋の空間を快適にキープしようとする心意気が、心にどこか清らかな空気を与えてくれる。

1.今月、自分を離さなかった問

(1)どうリアリティを追求し、それをどう戦略に落とし込むか。

あるビジネスの現状を出来る限り正しく理解することが、未来への戦略を描く上で必要となる。その為には、対象物を360度の視点で捉える必要がある。今回やったのは、①業界をよく知る人から話を聞く ②現場にいる人から話を聞く ③キーパーソンから話を聞く ④ネットや本で調べられる情報を読む ⑤そもそも戦略はどう描き実行するかを有識者から学ぶ ⑥自分が描いたものに周囲からツッコミを入れてもらう こと。このプロセスは、スタートラインに立った状態でしかないので、まだまだこれから。精緻に描いたものを直ぐ実行してPDCAを回していきたい。

(2)人生の先輩方は、過去大切にしていた異性をどう心の中で向き合っているのか。

「君に読む物語」という映画を観て、痛く感動してしまった。情景描写や、大切に思う人と向き合う姿のどれもが美しかった。誰にでも、忘れられない人っていると思う。それでも人生を共にする伴侶は異なる人である際、何かをきっかけに再会してしまったり、思い出の場所に行った時にふと思い出してしまったり、人伝えで噂話を聞いてしまったり、、、そんな時の心境と人生の先輩方はどう向き合っているのだろうか。そんな問いを何人かにぶつけてみた。勿論、答えは様々。いま横にいる人と此れまで過ごしてきた時間の長さとその濃さ(自分が大変だった時に我慢して支えてくれたとか)が解決してくれるし、過去の心境も一つのネタとして楽しみ、折り合いをつけながら今を大切に前だけを見て歩くことが大事で、そのプロセスそのものが今僕が探している”優しさの中にある強さ”でもあるのかもしれない。

(3)2019年で自分は何を学んだのか。(2019年総括の思考準備)

医療・ヘルスケアの道を自ら選択し、この世界で生きていくと決め、実際に仕事として関わり始めてからまもなく1年。嘘偽りない形で今改めて思うことを記録して、やがて色あせてしまうかもしれないピュアな気持ちをいつまでも思い出せるようにしておきたいと思う。この道を歩むと決めた時のプレゼンテーション資料も残っているのだけど、これは自分の中での原点だし、最もピュアなもの。毎年、現実味を帯びた内容になってしまうのかもしれないけど、自分をピュアでいさせ続ける工夫がいくつもあるとすれば、このプロセスは間違いなくその一つなんだと思っている。年末に向けて纏めよう。

2.受けた刺激

ある医療系スタートアップの社長、そしてある会社の先輩が語った、「今自分が●●に取り組む理由」に関するプレゼンは素晴らしいものだった。発する言葉自体にエネルギーがあった。自分も年数を重ねればそうなれるのだろうか、と思う不安もあったけど、誰に何と言われようと誰よりも強く信じられるものを持てるかどうかってすごく大事なんだと思う。あとは、人前で話す場を持つということが、深く思考する時間を与えてくれることもあると思う。だからこそ、多少自己顕示的に思われてしまってもいいから、自らそのような機会を創出しよう。

3.今改めて思うこと

「アーティストの力を引き出すには、〆切も必要。完全なる自由の状態からは良き作品は生まれない」と言った人がいる。自分の経験から照らしてみても、本当にそうだと思うし、明確な〆切のない仕事って、結構ダラダラやってしまう。もし与えられた〆切がないとすれば、自ら〆切を設定し、追い込むことはパフォーマンスを上げる要素になる。

4.今月どう在りたいか

(1)リアリティと戦略を精緻化することに加え、他の誰よりもその経営について語れる自分で在りたい。

(2)歴史を辿る時間の使い方をしたい。大きな事件は、世の中の慣習やルールを変えるきっかけになるし、今自分が生きている社会はその積み重ねでしかない。だとすれば、今を正しく理解するには、様々な事件を調べ、そこから何かを得ることなんだと思う。今年の年末は満州を旅することになったので、戦争期における事件にも触れつつ、医療分野における事件も調べながら一歩も二歩も深く世の中を理解することに努めたい。

5.一生忘れられないこと

人生で初めて、1対1での話が終わった後に小さな涙が零れる時間があった。相手からすると、決して親切にする必要などない自分のような立場の人間に、包み込むような温かさと心の底から共感するお話と励ましを頂いた。「この方だけは絶対裏切ってはいけない」と、心に誓った瞬間だった。この方に巡り合えたことが、僕の人生の宝の一つ。別れた後、教えてくださった近くにある杉田玄白さんのお墓に冷たい雨の中向かい、その場で誓ったことをしっかり胸に刻みたい。

いよいよ12月。良い年の瀬を迎えられるように、最後まで良き緊張感と大局観をもって臨んでいきたい。

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