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2018年10月レビュー

10月を振り返ると、自分の中で大きな出来事は、以下の3つに尽きる。       

①人生の大先輩方(全員75歳以上)からの学び        

②健康習慣への意識向上 

③祖母と二人で過ごした一晩

一か月を振り返った時に、「良い一か月だった」と思えることは、旅の振り返りをした時に「良い旅だった」と思えることと同じだと思う。2018年10月の旅が良いものであったことが確認出来て良かった。

人生の大先輩からの学び

人生100年時代とも言われるようになったことや、デジタル社会の到来により社会の変化のスピートが速くなったことで、過去の経験やスキルが陳腐化しつつある。そんな中、「シニア活用」という言葉が、ある意味では課題の一つとして語られるようにもなってきている。企業も、「若手の登用」を進めながら競争力を高めようとしている一方、これは同時にシニアの活躍機会を奪うことにもなるのだ。シニアが60歳代で定年となり、生き甲斐や社会的役割が薄れると、当然健康にも影響する。それは国家としても医療費上昇をにも繫がる。自分の親もその世代であることや、祖母の老いとそれをケアする母の様子を見ている中、この課題についてはかなり自分事として捉えている。

「シニアが果たせる社会的役割とは何か」「シニアが生き甲斐を感じられる働き口確保とそれを可能とする社会システムをどう創っていくか」等といった問いを日々モヤモヤ考えている。シニアの方からは、「お前に心配される筋合いはない!」と怒られそうだが、事実を然りと受け止め、この課題に対して自分なりに向き合っていきたい。

そんな中、10月には、今勤めている会社の元社長、慶友病院創設者の大塚先生、そして昨年105歳で亡くなられた日野原重明先生のお三方から大変大きな刺激と学びを得た。(故人を"大先輩"を呼ぶことが正しいのか、というツッコミもあると思うが)

詳細は割愛するけど、彼らが主張することの中にも、刺激を受けたことは多くある。そこには普遍性を感じざるを得ない。彼らは”人間という生き物”のことをよく知っている。長く生きるということは、多くの社会的出来事を経験し、そこで多くの人々の言動に触れてきたということ。勿論、すべてが正しいとは思わないけど、そこから得られた示唆には、一定の価値があると思う。ある方から、「Fact→Insight→Inspiration→Creation」というフレームを教わったのだが、 長く生きてこられたシニアのInsightを活かしていくことは後世の使命だと思っている。

日野原先生が人生の教訓としていた以下言葉は、とても大きなヒントになったし、「好奇心をもって生きること」の大切さを教えてもらった。

「人は、新しいことを始めることを忘れない限り、いつまでも若い」(by オーストリア出身ユダヤ系宗教哲学者、マルティン・ブーバー)

健康習慣意識の高まり

毎年の健康診断の結果が出た。2018年からは、運動を昨年以上に習慣化・規律化出来ているという自負もあり、自信を持って臨んだのだが、「コレステロール・尿酸値高め」という結果に。。。この結果には、正直戸惑った。

最近強く思うことは、何か「事を成す」為には長く健康で生きなければならないということ。更には、自分が今後ヘルスケアの仕事をするのであれば、説得力ある身体でないといけないということ。今思えば、下手したら週1-2回夜にラーメンを食べ、週2-3回ランチ後にアイスを食べ、夕飯は比較的お腹いっぱいになるまで食べていた。”量の調整”ということもしてなかっただけに、当たり前の結果なのだろう。

早速、食事術の本を読み、健康関連のテレビ番組も観ながら、あるべき食習慣について自分なりに整理をしている。健康情報は世に溢れていて、何が正しいのかの見極めがとても難しいけど、少しずつ日々に習慣に落とし込み、改善しながら「自分らしい食習慣」を追求していきたい。

色々調べていくと、改めて”習慣化すること”(=規律化すること)は大事だと思う。食習慣、運動習慣、勉強習慣、休息習慣、目標設定習慣、ポジティブ思考習慣、振り返り習慣・・・これらが人生を左右するといっても過言ではない。”習慣化”ということを一つのキーワードにしつつ、何か考えてみようとも思っている。以下は、松井秀喜さんが座右の銘にしていた格言。

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。(by 米国心理学者ウィリアム・ジェームズ氏)

祖母と二人で過ごした一晩

両親が海外旅行で不在なことを機に、久々に祖母の家に1泊した。高校生の時はよく泊まっていたが、今回のように同じ部屋で寝るのは結構久々。(下手したら小中学生依頼かもしれない)

「相変わらずイビキをかくな」という懐かしさと共に、この2日間を通じて「自分に出来ることは何なのか」と強く考えさせられた。頻度高めて会いに行くこと以外何も出来ない自分への情けなさを感じている。祖母はもう89歳。自分にとっては母親のような存在。長生きして欲しいし、その為に自分が出来ることを追求していきたい。

P.S 写真は、上野東照宮。外国人が書いた絵馬も多くなってきた。それを見て思うことは、人の願いは万国共通だということ。それは、「家族の健康」「自分と周囲の幸せ」「夢や目標の実現」。

【今月読んだ本】

【今月行った展覧会】


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