2018年4月レビュー

今月も進化のある一か月だった。”努力の仕方”として新たな発見があった。

目の前の出来事に、誰もが気付けなかった自分だけにしか見えない深い意味を見出す。その為の工夫・努力を惜しまないこと。

とても大事なことを教わったし、早速実践している。「問いを持って、誰かに会いに行くこと」って大事だなと思った。「本質を見極める為に意識して取り組んでいることは何か?」が今月のテーマだった気がする。それを凄いと思う諸先輩や学者にぶつけたり、そういう視点で登壇者の話を聞いていると、共通する要素が浮かび上がってきた。後で自分の取り組みを振り返った時に、自分なりの工夫を堂々と周囲に公言出来るだろうか。ありきたりな取り組みに終始していないだろうか。そう自分に問いかけると、今のままではダメだと気付かされる。

複雑な世の中を単純化しようとしていないか。物事の背景にある複雑性を知る努力を惜しまないこと。俯瞰的に捉える意識を持つこと。

これは、尊敬する編集者・ジャーナリストの方から教わったこと。俯瞰的に捉えるには、対象の背景や歴史の理解に努めること。実際に自分の目で対象を見て感じること。一つの問いに対して複数の人の意見を聞くこと。すると新しい見え方が出てくる。自分の仮説を持って話を聞きに行った時に、それと異なった意見に出会うと、少しショックを受けたりする。(実際、自分の仮説を後輩にぶつけたら少し否定されて、自分の視点の狭さを指摘されたような気がして悔しい思いをした。苦笑) でもそれでいいと思う。先日、知人が主催する展覧会が自分の住まいの近くのビル13階で開催されたので行ってみた。いつも歩いている街を高いところから見下ろすと、各ビルの屋上が遊休資産になっていることや、各街の方角や特徴が分かって、新たな発見となった。いつもと異なるところから同じ対象を見るだけで、見え方は全然違ってくる。

複雑性を理解し、深い意味を見出すのは簡単ではない。1週間なんかで出来ることではない。だからこそ、そこで見えてきたものには価値がある。その価値を一体いくつ提供出来るかが今の自分には問われている。来月からは、本格的に提案ステージに入る。今期自分達がやってきたこと、先人たちがやってきたことに満足せず、新たな歴史的発見を後世に残していきたい。

【今月読んだ本】


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