梅雨時期はここに注意で
いちおうプロのアドバイス
天然パーマがとにかくまとまる時期になりました。散髪したてなのでまだあまり影響がありませんが、あと一週間くらいすると『まとまる君』です(懐かしい!)。その昔付き合っていた彼女に、長く伸びていたために結構な塊になった『まとまる君』を見られて笑われたことを思い出しました。天パなのは当然気づいているのですが、初『まとまる君』は彼女の想像を超えたのでしょう。いまの妻です。
今回はちょっとプロとして偉そうにアドバイスしたい話です。
梅雨時期はとにかくジメジメが鬱陶しいですよね。しかも気温も高いため蒸し風呂状態。今年はまだ変な気候なので、梅雨なのに比較的カラッとしていたり、夏日もあれば少し肌寒い日もあったりしますのでピンときにくいかもしれませんし、住んでいる地域によっても大きく体感は変わっていると思いますが、今チェックすべき『結露・カビ』に関する大切なお話です。
この時期、部屋が蒸しているときに避けた方がよいことってなんでしょうか。
それはズバリ『外の湿気を室内にいれること』です。要は『窓を開ける』こと。
感染防止などで換気を徹底的にしましょう!など声高らかに謡われていたりしますが(実は私の会社もまさにそういったりもしています)、梅雨時期の『結露・カビ』問題を考えると実は危険も潜んでいます。
湿度の高い日は不用意に窓は開けないで!がメッセージです。
一般的に、室内の適切な湿度は夏場60%以下、冬場40%以上を保つことだと言われております。ざっくり40%~60%でOKです。ご自宅に温湿度計お持ちであればチェックできると思いますが、持っている方は稀でしょう。非常に健康意識高い方だと思います。普通、「今日の最高気温30℃超えだって、アツくなるぞー」とか「今日湿度80%超えるらしいね、蒸し蒸しやん」といった具合に外の気温や湿度にはそこそこ反応されるのですが、自宅の室温や湿度をこまめにチェックしている人って少ないです。(たぶん断言できるくらい、少ないと思います)
そして、ここ重要です。しかしながら、本当は自宅の室温湿度こそが皆さん自身に大きく影響を及ぼす数字なのです。※室温のことはまた改めて深堀ります。
湿度が高まれば、結露が発生する可能性が高まり、放っておくとカビが発生しますよね。「結露って冬の話じゃない?」と思われたかたは、ここからよく読んでいただきたい!確かに冬型の結露はわかりやすいですし、イメージがそこにあるのは当然だと思います。特に富山県など日本海側に住んでいるとそんな印象ですね。
ですが結露の原理は、『温度』と『湿度』のバランスなので、季節は関係ないのです。低気温になりやすい冬に多く発生するのは確かですが、高湿度になりやすい夏も油断はできません。
で、(飛びますが)カビが発生すると、それをエサにダニが発生して、そいつらがフンをまき散らしていって、それを狙ったGたちもまた…(想像したくない領域です)カビ自体ももちろん健康に害を及ぼす元になりますし、その負の連鎖が健康に良いはずがありません。
ここまでの話をしても「そんなことはわかっている、だから風通しをよくするために窓開けているんだ!」と言われてしまうかもしれません。「窓を閉め切っていたら余計に湿気が籠るではなかろうか、無礼者!」と刀を振り降ろされるかもしれません。そこで必要になるのが、除湿です。言ったら、もう文明の利器を頼るしかないのです。エアコンや除湿器をしっかり使います。電気代が…CO2が…よくわかります。ここはジレンマです。ですが、ご自身の健康と家そのものの痛みを考えると、優先すべきはどちらなのか。
もっと正しく言えば、家の断熱性能や気密性能をしっかり高めていくことが大前提で、そのうえで窓を閉めるべき時は閉めておいて、エアコンを頼る。それが理想です。エアコンって敵視されがちですが実はコスパ最強君なのです。エアコンが上手く働いてくれないのは、家の断熱性能に原因がある可能性大です。(夏も冬も)
これ以上書くとガッツリ仕事になるので、今回はここまで。
湿度の高い日は不用意に窓は開けないで!がメッセージです。繰り返し。
ひとつ注意点。適宜換気は必要なので、1時間に5分程度の窓解放、または24時間換気がついている方は留めずに過ごしてください。
あと、エアコンを使う際は、年式(あまりにも古いものは省エネにならないかも)とメンテナンス(ちゃんと掃除していないとカビ放出機と化します)には注意してご使用ください。
私の前髪がクルンっとし始めてきました。梅雨だなぁ。
My bangs are being curly. The rainy season has been coming.
#プロのアドバイス
#窓は閉めておいて
#まとまる君
#部屋に温湿度計3つで管理中