夏の大失敗

いちおうプロのアドバイス

昨日に続き結露問題です。
3年前の梅雨に私はやらかしているのです。そうカビの大発生。当時プロを名乗る資格もないくらいに自室の室温や湿度に無頓着だった私は、ちょうどこのくらいの時期に里帰り出産で妻が不在だったこともあり、朝洗濯したら室内に干してそのまま会社へ。しかも除湿もロクにせず。「干された洗濯ものはまたそのまま着ればいいじゃん」くらいのノリのおめでたい奴でした。言い訳ってわけじゃないですが、いま思えば仕事も部署異動の年で新しいことをやり始めていて激務な時期でしたね。

そんな3か月ほどの時を経て…

無事に出産も終えて、息子を抱えて妻が戻ってきました。3人での新生活に夢を膨らませながら、初の子育てに不安はあるもののワクワク感に胸を踊らしているのも、束の間。

はい、終了。想像に難くないと思います。相当怒られました。いまでも毎年怒られています。一気に父親の地位が崩落した瞬間でした。


それから1年、2年と毎年奴らがやってくるのです。
一度発生したカビ菌はしぶとかったのです。カビを大発生させてしまった年はスーツもジャケットもほとんど廃棄。全て捨てるわけにもいかないので相当数をクリーニングに出しました。痛い出費。少しでもカビが生えてしまったものはなるべく捨てて、クローゼットのなかも一旦空にして乾燥&清掃でリセットしたつもりでした。愛用のベルトも靴もかばんも。。。さらば。。。自業自得。


もちろんエアコンや除湿器を活用しながら湿度があがらないように気を付けていたのですが、菌の元がある以上そんなに甘くない!夏場だと27℃、70%くらいを保っているだけでもかなーり怪しいですよ。自宅のなかで27℃、70%がどのくらいかイマイチピンと来ない方は特にご注意ください。感覚ってすごく大切なのですが、当てになりません。住環境によっても全然変わりますが、私の住まいはマンションタイプで1階中部屋なので、湿気が溜まりやすい環境です。雨が降る日は湿度70%は常に超えてます。さらに言うと、例え温湿度計が部屋にあってその数値がそこまでいっていないからといって安心はまだ早いです。クローゼットの中はどうですか。本棚と壁の間はどうですか。ベッド下、ベッドのマットレスはどうですか。こういうところから奴らが産声をあげるのです。

これが証拠:事例
興味なさそうですが、せっかくなので私の部屋の温度と湿度です。具体例で言ってることを視覚化します。

写真は24日の深夜0時ごろ撮影の温湿度計です。
ひとつは窓際、もうひとつはクローゼットの中です。
窓際(上)が24℃70%くらい。クローゼット内(下)は27℃60%くらい。

画像1

画像2

ほら、全然違うんですよ。
5畳程度の広くない部屋ですけど、これだけ変わってきます。もし部屋の中心にいて、居心地に問題ないと感じていても”奴ら”は自分たちの居心地の良い場所を探してゾロゾロを動き回っていることでしょう。

ちなみに、ちょっとジメジメするなぁと思っていたので、1時間前まで除湿器をかけていました。そのときは湿度50%くらいまで下がっていました(2つ測定差は4~5%くらいありましたが)。それが窓も開けず、私が黙々とPC前で諸々作業したり、英語レッスン受けているうちに10%くらいあがってしまうわけです。部屋のドアは開けています。閉めるとWiFiがすこぶる調子悪いので。

恐るべし湿気。


さて、今年はどうか。
今のところ対策としては、『サーキュレーター一台追加』こいつがかなり頼れる首ふり君!『温湿度管理の徹底』(特に発生可能性の高い私の寝ている部屋に3つ設置。ベッド近く、窓辺、クローゼットのなか)、『クローゼットなかの整理整頓の徹底』(ものを減らしました)、『すき間づくりで室内の風通しを良くする』(ベッドの壁を10㎝ほど空ける、クローゼットなかのキャビネ間をあける、床にものを置かない) などなど、こんな策を講じながら奴らの襲撃を迎え撃とうとしています。

昨日の投稿で除湿器を使おう、と言いながら我が家には一台のみ。それは主に洗濯の室内干し用に使用されるためあまり頼れません。買えばいいけど、んー結局お金の話も現実的なのです。今年ダメなら来年は絶対買うでしょう。かっこよく言えば、対策の変数を増やしすぎると、うまくいったとしても原因がぼやけるので無駄なコストが増える可能性もあるのです。(何を減らしていいかわからなくなる。または過剰な対策になってしまう)
5,000円くらいで買った『首ふり君』はかなりいい仕事をしてくれます。本番はここから2週間くらい…

結果はまた報告します。


プロのアドバイスっぽくなかったので、最後にもうひとつだけ。
エアコンのタイプにより湿度の設定ができないものがあります。我が家のもそうです。そういった種類のものは、湿度を下げれてもせいぜい60%程度までと言われています。湿度を60%以下にしておきたいことを考えると、エアコンだけに頼りにくいとも言えます。繰り返しですが、しかもその性能を発揮するためには家の断熱性能と気密性能が必須です。それが大前提です。

今日の結論。カビは一度生やすと面倒くさい。
そして、父親としての尊厳を失います。
ご注意ください。

参考までに。お子さんでもわかるニュアンスで空気やエアコンのことを解説されています。
「冷房と除湿はどう違う?/DAIKIN」
https://www.daikin.co.jp/school/class01/lesson04/

#プロのアドバイス
#首ふり君