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#004 Canvaのデジタル学級通信の運用ルールを校内で1から作った話〜セキュリティの第3の盾〜


前回までの話

前回は、Canvaで作成した学級通信の公開閲覧リンクを定期的に変えることで、不特定多数の人に見られないように対策をするセキュリティの第2の盾の話をしました。

今回は、校内で唐突に私が提案したデジタル学級通信の運用ルールを校内で話し合い、1から作った話をします。これから活用するためのお役に立てればと思います。


運用ルールをみんなで決めることでセキュリティ力を上げる


私がデジタル学級通信を提案した後、校内で拡大企画委員会なるものが開かれ、私も呼ばれました。もちろん、議題はデジタル学級通信の運用についてです。

ここで話し合った内容は、校内規定として全職員に配布されました。

一、まず、以下の約束事を初回の配信で保護者に伝える。(コピペして載せる。)←省略。

二、学級通信は今まで通り、紙に印刷して起案を通す。

三、動画を掲載する際には、動画が見られるように起案をする。(例:QRコードを生成)

四、写真は、学級の様子が伝わるものを載せ、個人がはっきり特定できるものは載せない。

五、名前と顔が一致するような写真は載せない。

六、児童の作品や名前を載せる際は、児童本人の了承を得る。

本校校内規定より一部改変したもの(あくまで現時点のもの)

素晴らしい職場だと思ったのは、デジタル学級通信なんて!と突っぱねることなく、みんなで話し合って1からルールを決めていったことです。

そして、さらに素敵だと思ったのは、校内規定の一文に

使いながら探っていきましょう。

本校校内規定より

と書いてあったことです。

GIGA時代に大切なことは、日進月歩で進化していく技術に柔軟に対応していく力が必要です。

今回の話合いで、柔軟性を持って新しい技術に取り組む文化があったり、挑戦するマインドの醸成があったりすることは、とても嬉しく思いました。

いずれにしても、校内で話し合うことで学校全体のセキュリティ力をアップさせていく。これが第3の盾になると考えます。


次回は、セキュリティの第4の盾として保護者向けにデジタル学級通信を安全に運用していくためのお願いをし続けることについてお伝えします。






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