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過ぎた時間がどこへ行くのか,そんなの誰にもわからない

秋の時期です。
先日まで渡り鳥の展示を開催していました。かつての宮古島に飛来してきたサシバの何千もの光景が並んでいました。黄色い目が特徴的なサシバはひと昔前の宮古島の人々にとってとても身近な存在としていたそうです。季節感があいまいな宮古島にもサシバの飛来がお便りとなって秋を届けにきてたのかもしれません。そんなサシバはピーク時には1万羽もの飛来があったといいますが今はめっきり数が減少してしまいました。開発とともに環境が変わり獲物となるネズミや虫といったエサも少なくなり、それに伴ってサシバも随分見なくなったといいます。
今年は宮古島に現れるのでしょうか。

そんなタイミングで、ニーナシモンが歌っている曲を思いだしました。

Who Knows Where the time Goes( Live )

Across the evening sky, all the birds are leaving
夕方の空を超えて鳥たちはみんな去っていく

But how can they know it's time for them to go?
しかし、彼らはどうやって出発の時が来たことを知ることができるのでしょうか?

Before the winter fire, I will still be dreaming
本格的な冬が訪れる前に、私は夢を見ます。

I have no thought of time
時間のことなんて気にしない

For who knows where the time goes?
過ぎた時間がどこへ行くのか,そんなの誰にもわからない

Who knows where the time goes?
時間がどこへ行くのか誰にもわかりません


といった歌詞の内容ですが、渡り鳥の言葉が並べられています。それと同時に去るものは消えて無くなってしまう時間の経過は儚いものといった意味も含んでいるようにも聴こえます。
1969年のコンサート音源ですが、約50年以上前から生態系の変化に警鐘を鳴らしているのかと思えるほどです。
ニーナシモンの声にアコギがまた一段と哀愁を漂わせ、途中ピアノがポロロロンと流れるこの曲は今の季節にはぴったりかもしれません。

サシバ展

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