たかねさんから学ぶ

子どもたちの生活の中から観察で気づく教師でありたい。

① 教室の掲示物から分かる

掲示物の書いてある字から多くのことが分かるらしく、字の大小、線の揺れ、字の間のばらつきがあるなら字と字の関係性、空間認知、知的能力や学習能力など疑わしいかも。もちろん練習過程だろうから、この場合は中学年以上の場合、絵などもわかりやすい。人物像なら顔や体のパーツの数などから知能が推測できる。
関係性の理解や空間認知の度合いも分かる。
平面図は得意でも自画像のような立体図が苦手なら位置関係の認知に問題があるかもしれない。


② 提出物・忘れ物・机の整理からわかること

提出を忘れてしまうパターンを考えると持ってきていてもカバンから探し出せない。そもそも提出物をもって帰れない。もって帰っても出して処理できない。もってきても出せない。出すタイミングや指示がわからない。などどの部分が問題なのかってこと。
机の奥にプリントが押し込まれている場合、見えない場所を想像して手を動かすことができないってこともある。

③ 姿勢・態度から分かること

姿勢のパターンで重要なのは、広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)知的障害の場合は背中がしっかりしない。ようするに背中を伸ばして維持することが難しい子供が多い。小学校低学年では足がよく動く。中学年では背中や体感の動きが大きい。高学年では頭や手がよく動く。
ただ、多動性の子供の症状は成長とともに改善していくので、ここでは小学生の時に気づく目安。


④ コミュニケーションで分かること

本人が好きな同じことを繰り返し言う。誰にでもタメ口。逆に誰にでも敬語。質問に対する答えが回りくどい表現。どう言っていいかとても迷う。
こういう場合は疑う一つの目安になる

⑤ 注意しても効果がない理由

相手の注意を引きたい「注意獲得行動」。
環境や授業内容に対しての不適応「不適応行動」
かもしれないので見極める事が必要。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?