BEAST

おい、BSjapanext、新井啓文を指名しろよ
　素晴らしい試合をしていただろ

どうして浅井堂岐を指名しなかったんだ
　現雀王だし、オーディションも活躍したぞ

そんな声も多く寄せられる結果となったドラフト会議

どうしてこんなに批判の声があがってしまったのか

　オーディションの実施

誰もがご存知のように、BEAST japanextはドラフトの

1枠を賭けたオーディションを実施した。

結果から言うとこれは大成功である。

最後の一瞬まで目の離せない展開に

多くの人が釘付けになった。

優勝した菅原千瑛プロはＭリーグへの切符を手にした。

また、負けてしまったプロも
　最後まで戦う姿が素晴らしかった。

キンマwebより

このとき、私はこう思った。

｢この決勝の4人でBEAST組めば良くない？｣

おそらく、こう思ったのは私だけではないだろう。

そして、Ｍリーグドラフト会議当日を心待ちにしていた

　ネットのリーク通りの指名

いよいよドラフト当日、指名選手が読み上げられた

第1巡選択希望選手 日本プロ麻雀連盟 猿川真寿

第2巡選択希望選手 日本プロ麻雀連盟 菅原千瑛

第3巡選択希望選手 日本プロ麻雀連盟 鈴木大介

第4巡選択希望選手 日本プロ麻雀連盟 中田花奈

この4名が指名された。

キンマwebより

正直、一部ネットで噂された通りで悲しかった。

そして、文頭に記したような意見が飛び交った。

はたして、この指名は適切だったのだろうか。

① 猿川真寿プロ

猿川プロは過去に麻雀マスターズを優勝しており、

今年の麻雀最強戦も予選を通過する実力者だ。

｢モンキーマジック｣と称される独特の切り順からも

高打点を作り出す、攻撃的な雀士である。

最大の懸念点は、しゃべりの部分だ。

自身を人見知りであると言っているが、

BEAST japanextの選手像に、｢言葉で表現出来るプロ｣

と記されている。

チームの顔として、しゃべりも麻雀も期待したい。

② 菅原千瑛プロ

菅原プロは、オーディションで優勝し指名された。

あの感動の勝利には皆を惹き込まれた。

過去にはRTD Girls Tournament 2021や

桜蕾戦も優勝している。

そして何より可愛い。応援しない理由がない。

③ 鈴木大介プロ

将棋界と麻雀界の｢二刀流｣プレイヤーである。

将棋のことは全く知らないけど、理事やってたらしい。

麻雀は最強戦2019で優勝。申し分ない実績じゃないか。

しかし、鈴木大介プロの｢所作｣を嫌う人が一定数いた。

Ｍリーグの対局では、強打は控えめにしつつ

攻撃的な戦いをしてポイントを稼いで欲しい。

④ 中田花奈プロ

元乃木坂46の雀士だ。ほんとに可愛い。

約10年のアイドル生活で培われた

トーク力と精神力は伊達じゃないはずだ。

麻雀も最近は天空麻雀で優勝し、リーグ戦も昇給、

徐々に力をつけてきているはずだ。

Ｍリーグの舞台でも他を魅了する麻雀に期待したい。

私はこの4人ならＭリーグ優勝ができると信じている。

少なくとも、Ｍリーグが始まる前から否定するような

チーム構成だとは考えられない。

　アンチについて 

自分の理想のチーム構成にならなかったからといって、

新規参入するチーム、選手を頭ごなしに否定するのは

Ｍリーグファンとして、人として適切な行動なのか。

わざわざ｢ビーストは推さない！｣｢ビースト無理｣とか

書く必要があるのだろうか。

もちろん、元々推してるチームが皆あるだろうから

ビーストを推さないことを非難するつもりはない。

また、オーディションで好きになったが、ドラフト結果

で推す気がなくたったというファン心理も理解出来る。

しかし、それをわざわざツイートする目的はなんなのか

他の人からいいねが欲しいのか、共感してくれる人が

欲しいのか、もしくは単なるストレス発散なのか。

また、｢中田は最強戦でチョンボしただろ｣と言う人は、

Ｍリーグで誰もミスをしたことがないと思っているのか

それともただ中田花奈を否定したいだけなのか、

ネット麻雀で負けた鬱憤晴らしをしてるのか

きっと、20年も生きていない人間には分からない

深い深い理由があるんだろうな。

アンチツイートをしなければいけない

のっぴきならない家庭の事情があるんだろうな。

　Ｍリーグはエンタメか

今回のBEASTの指名で、｢エンタメに寄せすぎ｣との

書き込みが見受けられた。

たしかにＭリーグはトッププロのリーグ戦だ。

しかし、企業がお金を出して参戦しているため、

1つの事業とも考えられるのではないか。

もちろん、全チームが優勝を目指しているのは

言うまでもない。

しかし、優勝するのが全てではないと思う。

ファンとの交流を図ったり、見てる人を楽しませたりす

るエンタメも、Ｍリーグの大事な要素の1つだと思う。

麻雀にエンタメは全くいらないと思うなら

Ｍリーグは見ない方がいい、と個人的には思う。

各団体のタイトル戦のA1リーグや

天鳳の鳳凰卓を見る方がよっぽどいいのではないか。

　おわりに

Ｍリーグはまだ黎明期である。

Ｍリーグの熱狂を外に伝えるために、

新規ファンの獲得のために試行錯誤している最中だ。

より多くの人にＭリーグ知ってもらうためにも、

各チームを応援し、盛り上げるのが大切だろう。

新Ｍリーガー7人を含めた36人の熱い戦いを楽しみにしようではないか。