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長期入院してしまったフリーランス

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2019年夏、感染性心内膜炎で入院・手術をした記録です。
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#病気

長期入院してしまったフリーランス | #14 診断書

「診断書を作るのには時間がかかりましたよ」って話をちょっとだけ。 診断書が必要な場面・障害者手帳申請 ・医療保険の受給申請 ・休職の申請 など、病院に縁があると必要になってくる場面もあるかと思います。 僕の場合は身体障害者手帳の申請のために診断書が必要だったので、手術後の7月末に入院していた病院の書類課に診断書の作成を依頼しました。市役所から取り寄せた手帳申請のための専用の書式が必要でした。また診断書の作成は有料で、今回で言うと1通5千円ほど必要でした。これは医療費には含

長期入院してしまったフリーランス |#9 身体障害者手帳

今回患った"感染性心内膜炎"、治療のために大動脈弁を機械弁に取り替えたわけですが、なんと心臓の人工弁置換を行うと身体障害者1級に認定されるそうです。改めて体内に人工物が埋まってるって大変なことなんやなあと。審査があるので100%とは言い切れませんが、たいてい問題なく認定されるとのことです。 身体障害者手帳は住民票が登録されている各市町村窓口にて申請できます。申請に必要なものは以下の通りです。 ・申請書 ・指定医師の診断による身体障害者診断書・意見書 ・写真1枚 ・個人番号(

長期入院してしまったフリーランス |#5 緊急SOS!心臓の血ぜんぶ抜く大作戦

ついに明日が手術となりました。"感染性心内膜炎"が発覚してから2週間、長かったようであっという間でした。とにもかくにも何事もなく手術まで辿り着けそうで良かったです。 今日は説明を受けた手術の流れを記そうと思います。 これはなかなかない経験の記録として、あとは流石に手術前日で落ち着かないので気持ちを整理するためにもこの文章を書いています。 前日夜夜9時から食事制限がかかります。ので、夜ごはんは普通に食べれました。食後は下剤を飲みます。朝ごろ効いてくるようです。血圧も少し上が

長期入院してしまったフリーランス | #3 生死を分ける歯磨き

急遽入院することとなったその診断名は、"感染性心内膜炎"でした。 心臓には血液の逆流を防ぐ弁がありますが、その弁に細菌がくっついて増殖し塊となり、血液を送り出すたびにひらひらと揺れている状態で、もしその細菌の塊がなんらかのきっかけで(あるいはきっかけがなくとも)血管内に飛んでしまった場合、脳梗塞や全身の塞栓症など重篤な合併症を引き起こしかねず、命に関わる非常に危険な状態、とのことでした。 正確な病状などについては以下のサイトをご参照ください。 この日病院に行かなければお

長期入院してしまったフリーランス | #2 病気の発覚

#1 は前書きのようなものでしたが、今回は病気が発覚するまでの経緯を。 まずは簡単に自己紹介をしますと僕は、福岡県は北九州出身の25歳、現在はフリーランスとして東京を拠点に映像制作の仕事に携わっています。 北九州のヒーロー・キタキュウマンのPVを撮ったり。北九州は決して危険な場所ではないです、はい。 主に撮影部としてカメラ周りのことをあれやこれややっています。 映像制作の仕事は比較的ハードで、早朝集合深夜解散も珍しくありません。また、現場では大抵お弁当などが支給される

長期入院してしまったフリーランス | #1 前書き

はじめまして。フリーランスで映像制作をやっている、スミと申します。 先週病院を受診したところ、心臓の病気が発覚し何の準備もなく突然の長期入院が始まりました。フリーランスなのに。数ヶ月無収入が決まりました。困った。 いざ入院してみると点滴と検査以外はひたすらベッドの上で、こんなに時間があるのも久しぶりです。仕事やら治療費やら、フリーランスという立場での長期入院はどうなっちゃうのか?また、"感染性心内膜炎”と診断されたこの病気はは珍しくも誰もがなりうるそうなので、今後ささやかで