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忘れられた傑作たち:『古代オリンピック 全裸の祭典 』、トニー・ペロテット (著), 矢羽野薫 (訳)、 河出文庫、2020年
書評コーナーでは、できるだけ新刊を扱いたい。
しかし、スポーツ関連書籍は、時の「人」に語ってもらうという本が多い。また組織論や人生訓やリーダー論として売られるため、寿命が非常に短い。
そこで、今なお、時が経ても読まれるべき本を「忘れられた傑作」として紹介したい。それがこの連載の趣旨である。
いよいよ「パリ五輪」である。
オリンピックのたびに、古代オリンピックとは、どんなものだったか、といつも気になるが、歴史書を読むのはしんどい。ノンフィクションのようなものなら、読んでもいいという方にお薦めなのが、本書である。
古代オリンピックを観客目線から案内してくれる。古代オリンピックがどのようなものであったか、だけではなく、古代ギリシア人の世界観をも、体験として与えてくれる。
オリンピックが来るたびに、読んでいる。
正に、傑作である。
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