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20年前のアメリカ大陸縦断旅行(キト、2000年11月)

コロンビアのカリからエクアドルの首都キトへ向かう。当初はバスで陸路を行こうと考えていたのであるが、カリからの道はゲリラが多くバスなどがよく襲われるため、カリからパストという国境近くの町まで飛行機で移動し、そこからバスでエクアドルに向かうのがよいと聞いたため、素直にそのようにする。

キトへの道のりはとてもエキサイティングだった。パストからバスで国境に到着し、無事国境を越えたら、現地のおじさん二人にどこに行くのかと聞かれる。キトだと答えると、三人で割り勘してタクシーでキトまで行かないかと誘われる。一人当たり5ドルということなので、それならということでOKする。早速タクシーに乗り込みバスより早いしよかったなと思っていたら、キトまで軍隊の検問が何重にも張られていた。今までの国境越えではこういうことはなかったのであるが、おそらく、コカインの輸送などのチェックなのではなかったのかと思う。この検問が怖かった。相手は軍なので銃を持っている。荷物検査を受けるのだが、その際は軍用犬が匂いも嗅いでくる。所持金を聞かれ、何と答えるのが適切か頭をフル回転させる。現金20ドルと答えて特に問題なかった。結果、無事キトまでたどり着けたのは自分だけであった。おじさん二人はどうなってしまったのか。コカインの運び屋だったのか。。

当時からエクアドルは通貨が米ドルであった。あと、米ドルになってから少しあがったんじゃないかと思うが、南米で一番物価が安い国と言われ1ドルで安宿に泊まれるということで有名だった。自分は少し奮発して5ドルの宿にとまったのであるが、ビジネスホテル的な部屋でとても快適だったと記憶している。

キトのお祭り?





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