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ようすけさんの写真論

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2018年12月の記事一覧

どうして被写体を始めたんですか?

 「被写体の女の子」と、例えば駅で待ち合わせをして、撮影予定の場所まで10分ぐらい歩く。その時間が結構好きだ。  ときには駅から15分以上かかることもあるけど、自己紹介がてらお喋りしていれば、そんなに長くは感じない(はず)。  被写体の子とはTwitterで繋がって、ポートレート撮影の約束をした。会ったばかりで、いきなりカメラのファインダー越しに向かい合うよりは、同じ方向を向いて少し歩いたほうが、打ち解けるにはいいだろう。  もちろん、ロケ地へ向かう途中で良い場所を見つけた

写真では誰にも負けたくなくない

 タイトルの意味は「写真では誰にも負けたくない」の反対です。つまり、別に負けてもいいかなって。  僕にとって写真って「これだけは人に負けたくない」という類のものではないんです。カメラ始めてから三年しか経ってないし、自分の美的センスに自信があるわけでもない。学校の美術の時間に褒められた経験もないし、「アート」なんていけ好かない、スカしたサブカル野郎のすることだと思ってたので。  「これだけは人に負けたくない」といえば、僕の場合、文章を書くことっていうのがそれに近かった。いち