天使の話（第２話）優しさの天使ジェニー

人は哀しみ大きいほど、人には優しくなれるんだ。なんで？って、優しくなるのは、ジェンチュリィ（優しさ）という透明な気体の天使の仕業だから。ニックネームはジェニーって云うんだけど、この天使は少し変わってる。だってジェニーは元々、サッドネス（哀しみ）と云う名前の天使だったんだ。ニックネームはサド。サドは涙のような液体の天使で、それが暖かい心で暖められて気体になるとジェニーになる。そして冷たい心で凍らされるとアンガー（怒り）とゆう固体の天使になっちゃうんだ。ニックネームはアン。そしてジェニーもアンもあなたの周りにいっぱいになると、彼達はとても仲間意識が強いので、やはり同じ天使がいっぱい周りにいる人を見つけて、友達になっちゃうんだ。だから優しい人の周りには優しい人でいっぱいになるし、怒ってる人の周りには怒っている人しかいなくなっちゃう。それは全部ジェニーとアンの仕業なんだ。だから、ここが大切なんだけど、サドは全然悪くない。心が暖ったかな人のサドはみんなジェニーになるんだから。今どんなに哀しみが多くても、ほらあなたの心はとっても暖ったかだから、みんなジェニーになってるよ。だから僕がここにいるんだ。