ピクルスの常温保存の実験

以前に常温保存可能なピクルス作りの実験を行いました。
プレッパーと呼ばれる海外のユーチューバーの動画を見るのですが、彼らはいつも保存食を棚に常備していて、半自給自足の生活を送っています。
開拓民が切り開いた北海道出身の僕としても、彼らのフロンティアスピリットに大いに関心があります。
将来は山林を開拓して、小屋を作ったり、畑を作ったりしてみたいと考えている僕としては、彼らの情報はとても役に立っています。
さて、保存食の代表と言えばピクルスです。
これまでに何度もピクルスを作ってきましたが、前回は半年以上、常温保存が可能なピクルス作りに挑戦しました。
作ったのは去年の1月です。
まず、ピクルス用の煮沸が可能な耐熱ビンを用意しました。
耐熱ビンと蓋は、煮沸消毒します。
次に、ピクルスの材料である大根、ニンジン、セロリを適当な大きさにカットして、野菜自体を煮沸します。
その後、耐熱ビンに隙間なくカット野菜を入れていきます。
ビンが野菜でいっぱいになったら、砂糖大さじ4杯、ローレル、タイム、そしてリンゴ酢を耐熱ビンに一杯になるように入れます。
その後、軽く蓋を閉め、ビンごと大鍋に入れて、さらに煮沸していきます。
5分くらい煮沸したら、ビンの蓋をしっかり閉めて、大なべから取り出し、逆さにして放置します。

煮沸処理をしたピクルス


ビンが冷めた時にビンの蓋をチェックしたところ、蓋がへこんでいたので上手くいったことがわかりました。
さて、その半年後の6月に常温で保存していたピクルスのビンの蓋を開けることにしました。
蓋を開けた瞬間、かすかに「プシュー」という空気が入り込む音がしました。
ビンが真空になっていたことの証です。

約半年常温保存したピクルス


そして、いよいよピクルスの実食タイムです。
まず、匂いをかいでみるととても良い香りがします。
野菜の表面を見ても特にカビでいる様子もなく、大丈夫なようです。
というわけで一口食べてみたところ・・・
美味しいんです!
漬けたてのピクルスと違い、熟成されたまろやかな味わいになっていました。
次の日になっても、特にお腹を下すようなこともなかったので、常温保存の実験は上手くいったようです。
ところで、知り合いの漬物屋さんが、「真夏でもお酢に漬けておけば野菜は腐らないよ。」と言っていました。
まじか!と思い、真夏にお酢に野菜を漬けてみましたが、1か月たっても本当に野菜は腐らなかったのには驚きました。
ただ、お酢に水を混ぜてしまうと1週間もたたないうちに野菜が悪くなってしまうそうです。
さて、一度野菜を漬けこんだお酢ですが、色々再利用できます。
燻製を作った時に、ボウルの底にこびりついた焦げは、使い古しのお酢を入れて一晩放置すれば、取りやすくなります。
バーベキューコンロの焦げ取りにも有効です。
釣り具の錆も、お酢に漬けておくことで綺麗に取ることができます。
お酢の力はすごいですね。

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