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聞こえる人と聞こえない人とで会話してみたら壁なんてなかった話

前回の対談からだいぶ間が開いたが、久しぶりに面白そうな企画をやってみた。
タイトルは「聞こえる人(彩子さん)と聞こえない人(私)とで
手話通訳なし、音声認識などの字幕なしでどれだけ会話ができるか!?」
である。
以下にアーカイブを載せているので、ぜひご覧ください。

今回の前提は以下の通り
✔私は両耳聞こえないものの、言葉を話せる
✔︎お互い面識はあるものの、話したことはほぼない
✔︎私は前提知識を減らすために、相手のリサーチ(Facebookを見るなど)をあえてしなかったため、相手の情報をあまり知らない
✔︎音声認識、手話通訳などを介さない

正直、口が読めなさすぎてわからない!!ってなりすぎるだろうと思いながら本番を迎えた。

ところが、蓋を開けてみると...!?

びっくりするくらいにスムーズ!!
最初こそお互いの緊張などもあり探り探りであったが、次第に、表情豊かに、手を動かして、どんどん出てきた手話も覚えて、歩み寄ってくださる彩子さんのコミュニケーションへの姿勢が素晴らしく、”しんどい”と感じることなく会話することができたのである。
途中、筆談の方が想いを伝えられるとおっしゃっておられたものの、最後まで筆談に頼らず、諦めずに話してくださったことに感動。
”コミュニケーションを諦めない”という宣言まで出てくる。
お互いの歩み寄りができると、こんなにスムーズに話せるんだということを改めて体験できた対談であった。

なお、彩子さんは今回初めて聞こえない人と喋った、とのことで、対談後に補足説明として、以下の通り私のレア感を改めて解説している。
✔話せるDEAFが増えてきているものの、全員がそうではないこと
✔読唇術といい、口を読んで話を理解できるDEAFもいれば、できないDEAFもいること
✔手話ができるDEAFもいれば、できないDEAFもいること
つまりは”聞こえない”人のコミュニケーション手段もいろいろあるのだ。

ゆえに、今回の対談の結果、聞こえない人も普通に喋れる、と思われては困るし、手話すれば伝わると思われても困る。口を大きく開ければわかると思われても困るのだ。

大事なことは、相手によって最適なコミュニケーション手段を模索し、お互いの”共通言語”を作る作業が必要ということ。
ここに聞こえるかどうかは関係ないということ。
もちろん、相手が外国の方であっても関係ないのだ。

私は人間関係がしんどい、コミュニケーションがしんどいという思いをたくさん経験しながら生きてきた。
だからこそ、同じ悩みを持つ方がいたら、ぜひ話を聞きたいと思う。
※公開対談が苦手であれば非公開にもできるので、ぜひご一報ください。

ということで、今回はここまで。
最後まで読んで下さった方に、最大限の感謝と敬意を。
ありがとうございました。

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