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【シティ準優勝&自主大会上位入賞】水ニンフィア~雪道を添えて

初めまして。チーム横須賀線のよっしー(@yossy1028m)と言います。
3/16本厚木バトロコにて行われたシティリーグで準優勝という結果を残せたこと、そして大好きなニンフィアを世に広めたいという理由から執筆に至りました。

また、今回紹介するニンフィアはオクタン非採用型であり、自分が調べた限りでは世に出回っていない型のレシピだと思ってます。
自主大会でも安定的な勝率を残せ環境的にも戦っていけるデッキだと思っており最後まで無料で見れるので見て頂けると嬉しいです!

1.大会の戦績およびマッチング

2/19 綱島CL(16人):優勝
アルセウス黒馬 ×
アルセウスダダリン ○
アルセウスリザードン ○
アルセウス悪れんウー ○
【トーナメント】
アルセライチュウ ○
れんげきテンタクル ○
白馬スイクン ○

2/26 ポケカッ侍(96人):ベスト16 ※トーナメント1没
ハピナスミルタンク ×
アルセウス単 ○
ミュウ ○
ダイケンキ ○
インテラオス ○
たけるとうきルカリオ ×
【トナメ】
ダイケンキ ×

3/16 シティ(26人):準優勝
WTB ×
アルセ悪れんウー ○
白馬アルセウス ○
白馬アルセウス ○
【トナメ】
ミュウ ○
ミノマダムゾロアーク ○
WTB ×

2.自己紹介

2020年の秋よりチーム横須賀線を立ち上げ、普段は週末にチームメンバーやチーム東横線、その他綱島や横浜などで知り合った方達とフリー対戦などでポケカに没頭しています。

今回のシティでは、代表であるコロ助さん(@koro_koros)やマネージャのシンゴさん、マイクさんをはじめとしたチームメンバー、そしてその他フリーをしてくれるポケカ仲間のおかげで結果を残すことができました。
特にチームメンバーには、日頃の練習含めた活動でお世話になっており、シティリーグ当日も励ましのコメントを多数もらいリラックスした状態で臨むことができました。

後述のデッキ選定にも関わってくるので好きなポケモンについて述べておくと、一番の推しポケは断トツでイーブイになります!(見てるだけで癒される^ ^)
あとはイーブイの進化系(ニンフィアやブラッキー、エーフィ)やラプラスのような可愛い系のポケモンを好む傾向があります。

ニンフィアの真似をするイーブイ

好きなデッキタイプは
・Bレギュだと超パーフェクション(マリィナイトウォッチャー大好き)
・Cレギュだとルカメタザシアン(耐久/回復とザマゼンタでリソース切れを起こさせ相手を詰ませる)
のようにアグレッシブに攻撃していくより、妨害要素を織り混ぜれるデッキタイプを好んで使っていました。

3.デッキ選定に至った理由

「単純に好きなポケモンを使いたかった」というのが一番の理由です!
そんな理由で選んでいるのか・・・と思うかもしれないですポケカを楽しむうえで大事なことだと思っていて、やはり「使っていて楽しい」「好きなポケモンを輝かせたい」というのを重要視しています。
(それならイーブイはどうした?というツッコミは無視します笑)

前回も好きなルカメタ(こちらは戦術が自分好み)で初のベスト4進出を残すことができ、好きなデッキで勝ち上がれることの喜びをかみしめ、今回も好きなデッキという理由を軸に選定してきました。

ルカメタという大好きなデッキタイプがスタンから去り、どのデッキを使おうかと考えていたとき、登場してから不定期ではありながらもちょくちょく使っていたニンフィアが候補として浮かび上がり煮詰めることにしました。

4.何故水型なのか

ニンフィアといえば悪ニンフが一番馴染みがありますが、個人的には以下の理由よりあまり握る気が起きませんでした。
・(デデンネGXがスタン落ちして)クロバットの採用によりガラルファイアーVと色がかぶる
・妨害要素が少なめであり、自分の好きなデッキタイプではない(意外と重要な要素なのです)

そこで何色と組もうと考えたとき、一番最初に思いついたのがクワガノンです。
グッズロックして相手を妨害させたいという考えからクワガノンを相棒に据えた雷ニンフィアを1番最初に考えました。
Cレギュ時代から煮詰めていましたが、当時のレシピは残っていなかったので直近のレシピを一応載せておきます。

直近の雷ニンフィア

モココ軸ではなくチルタリス軸で考えました。しかし、いざ使ってみると思ったように勝てない。
その理由として以下が挙げられました。
①クワガノンの単体性能が高くない
②エネ加速がキバナだけに絞られる

①について、クワガノンは間違いなく強いカードなのですが、他のカード(例えばボスの指令からのガラル鉱山グッズロック&クイックシューターによるダメージ蓄積)と組み合わせることによって真価が発揮されます。しかし、クワガノンをサポートするカードを中々採用できず、結果的にクワガノン単体での戦いとなりシナジーを生み出せていませんでした。もちろん、ダイハーモニー220+パラライズボルト50=270でVSTAを倒せるのは偉いのですが再現性という観点から没になりました。

②についても、従来の悪ニンフィアであればガラルファイヤーじゃえんのつばさ→エネルギーつけかえからエネ加速できましたが、このデッキではエネルギーの手張りができなかったりエネのついたポケモンが倒されると盤面復旧が非常に厳しくなるという問題がありました。

ということでいろいろ試行したのですが雷軸はいったん没となりました(クワガノン難しい…)
ほかにも鋼軸、雷軸(モココ入り)、闘軸、炎軸、草軸、メッソン軸、そして従来の悪軸といろいろと検討&試行したのですが、なかなか満足の行く構築にはたどり着けませんでした。

そして並行で考えてた水軸についても上記の雷軸とほぼ同じようなデッキ構築で考えていたこともあり、当初は全然期待してませんでした。
しかし、いざ回してみると考えが変わりました。あれっ?普通に環境デッキと戦える!その理由として、水軸で採用したスイクン、メロンにより先程上げた問題点を解消してくれたのです。
①スイクンの採用:このカードの単体性能は高くクワガノンと違い1枚で完結するパワーを秘めています。ミュウVMAXやベルト込みアルセウスVSTARには簡単にワンパンされ、こちらはワンパンできず一見厳しそうにも思えますが、サイド2枚しか献上しないアタッカーとして優秀で相手に3-2-3のサイドプランを押しつけるのが強いです。
②についてはメロンの採用で弱点だったエネ加速を補ってくれます。チルタリスの誘うしらべによって好きなタイミングで持ってこれるのが良きです。キバナはどうしても前ターンの気絶が発動条件となってしまい、イマイチ使いづらかったのが感想です。
※①についてはクワガノンではなくライコウを採用することにより解消できます。

こうして意外と戦えることが分かったので早速シティ候補デッキとして煮詰めていくことにしました。

5.デッキの特徴

■頂への雪道のフル投入
1つ目は「頂への雪道のフル投入」です。上述の通り、妨害要素を織り交ぜるのを好むためこのカードの採用は最初から既定路線でした。
この水軸はルールを持つポケモンの特性に依存しないため、非常に相性が良いのも◎です。

また、ミュウやアルセウスと言った環境上位の特性持ちにぶっ刺さるため、環境的にも採用し得です。

特にミュウ対面においては非常に厳しい戦いを強いられます。というか先殴りされたらほぼ勝てません(先攻とれても後一メロディアスエコーからの先制パンチを打たれたら普通に勝てません)
そこで、雪道を継続的に押し付けていき、終盤にはさらに雪道+ツツジで相手の動きを止めて捲ることで逆転を目指します。

1,2枚の採用では継続的に貼ることも難しいですし簡単に跳ね返されるため、妥協せずフル投入の4枚にしました。
(ミュウ使いのチーム東横線リーダーガエン氏も雪道を複数回押し付けることが有効策の一つと語っていましたしね)

■オクタンの非採用
自分が今まで見てきた水ニンフィアは全てオクタン採用型です。
その中でなぜオクタン非採用型としたのか?
最初はオクタン入りで試していたのですが、れんげきエネルギーを除くと持っていきたいカードがそれほど多くなく少し持て余していました。

決定的となったのが頂への雪道を継続的に貼るために博士の研究を複数回打つ必要があり、それなら博士の研究でれんげきエネルギーを含めた必要パーツを持ってこようという結論になりました。
ヤレユータンとセットで使うことにより、ツツジやキバナのような後半に使いたいカードをさるぢえで温存できるのも◎です。

オクタン非採用型の強みは以下になります。
・進化ラインが一つ減るため序盤の安定性が増す(進化ポケモンが増えるだけ事故率が上がります。進化ラインを最低限に抑えれるのも強みの一つです)
・オクタンラインの枠を捻出できる(その枠を安定性向上のためにサーチカードやエネルギー、博士の研究へあて、そのおかげで序盤の盤面構成力が非常に高くなりました)
・水枠として優秀なアタッカーであるスイクンや連撃ウーラオス/かがやくゲッコウガ対策のマナフィを無理なく採用できる。

もちろんオクタン採用ならではの強みもあります。自分が使いこなせなかったため今回は説明を割愛しますが、別の方がオクタン採用型の水ニンフをnoteで執筆されています。オクタンを絡めたゲームプランなど非常に分かりやすく説明されているので、こちらのnoteも見て頂ければ違いがより鮮明になると思います。

どちらが強いかは正直分かりませんしお互いの良さがあるため、「他の採用カードとの相性」「推しとおしたい戦術•プラン」という観点から決めることが重要になります。

6.各種カードの採用理由

シティリーグで使用した構築

【ポケモン:17枚】
ニンフィアライン 3-2枚
このデッキの主人公でありシティリーグ最大の功労者。可愛い。デッキ名をウーラオスニンフィアとか言う人もいますが、軸となるのはこのカードなので「水ニンフィア」が正しいデッキ名です!笑
初手なるべく場に出したいのでタネポケモンとして最大の3枚投入。
ミュウ対面やVSTARパワーを使われそうな局面では1ターン目でもドリームギフトを打たずに雪道貼ってエンドすることがあります。その際は止まらない手札かは確認しましょう。

シティでは毎試合のように初手から駆けつけてくれる可愛いだけじゃなく賢い子でもあるのです。準決勝事故り気味な手札からトップニンフィアは本当に救われました(相手の展開的に引けてなかったら普通に負けてました)

れんげきウーラオスライン2-1枚
できれば上も2枚採用したいですが、枠の問題や、多くのデッキでのマナフィの採用によりウーラオスに頼らない戦いが求められるためこの枚数です。

スイクン 1枚
他の水ニンフィアと一線を画すカード。
以下のように様々な役割が挙げられます。
・特性しゅんそくによるさらなる安定性向上
・フルパワー理論(サイドを3-2-3で取らせる)を押しつけることができる
・ミノマダム戦では弱点をつかれずワンパンされにくい(グソクムシャやタルップルには要注意)
・たねポケモンなので世話がかからない(場にいなくてもメロン/キバナがあれば即起動できる)
このようにメリットはたくさんあるのですが、枠の都合上シティ直前に2→1に減らしました(本当なら2枚入れたい)

チルタリスライン 2-2
ピン刺しのサポートを任意のタイミングで持ってこれるのは偉い。1ターン目の目標はチルットを立たせることです。

ヤレユータン 2枚
とくせい「さるぢえ」により、チルタリスと合わせてサポートを持ってくるだけでなく、博士の研究を打つ前に切りたくないカードを山札に戻せるのも強いです。
サイド落ちすると破綻するくらい重要なので2枚採用

クロバット 1枚
手札補充要員。相手のデッキタイプによりますが基本的には最初の方に使い、そのあとは雪道でふたをします

マナフィ 1枚
連撃ウーラオス、かがやくゲッコウガが強い環境で外すのは自殺行為です。
弱点をつける連撃ウーラオスにはこのカードの採用によりカモにすることができます。
本来であれば水枠としてスイクンを増やしたいのですが。

【グッズ、スタジアム:18枚】
クイックボール、ハイパーボール、しんかのおこう 4-3-2枚
計9枚の採用。キャプチャ4枚と合わせてサーチ系のカードが合計13枚となり序盤の盤面展開を安定して行うことができます。

たっぷりバケツ 1枚
1枚が2枚になるのは偉い。序盤で引ければ1枚はコスト、もう1枚は手張りというような使い方もできます。
水エネルギーの総数が4枚なので1枚だけの採用

やまびこホーン 1枚
諸説枠。ジュラルドンとかにはこのカードがないと厳しいのですが、そもそもオクタン非採用により確定サーチできず親和性はないので抜くのもありです(シティでも使わなかった)

ふうせん 3枚
序盤は博士の研究でどんどん切っていくのでポケモン入れ替え/あなぬけのひもよりこちらにしました。
逃がすだけでなく、巨大連撃を使い終わったウーラオスをベンチに下げるのを見込んで貼ったり、とどこに貼るかを少しだけ考えます。

頂きへの雪道 4枚
上述した通り、魂のフル投入!正直こうでもしないとミュウに抗えません。
またアルセウス対面にも初手から貼ることによってSTARバースを宣言できなくさせテンポを握れやすくなります。
実際に自主大会やシティでもその局面を何回も作ることができました。

サポート:13枚】
博士の研究 3枚
オクタン非採用のデッキでは縦引きをして必要なカード(しんかラインやれんげきエネルギー、雪道など)を自引きしなければなりません。
1試合で2回使うことが多いため3枚採用。
序盤はさるぢえで温存したいカードをしつつ博士の研究をしっかり打てれば、後半引きたいカードを素引きできる確率が増えます。

マリィ 2枚
みんな大好きマリィ。手札干渉により苦手対面をワンチャン事故らせたり、雪道マリィで相手を機能不全に陥らせることができます(実際雪道マリィを決めて何回かイージーWINできました)
イラストは断然ソードシールドのマリィSR。見てるだけで癒される。

メロン 1枚
当初は2枚採用でしたが、上述のように博士の研究を打ち続けないといけないので1枚にしました。
オクタン採用型では増やしてもいいかもしれません。
基本的に1回しか使わないですが、サイド落ちすると困るので2枚入れたくなります。最悪サイド落ちの場合はキバナから強引にエネ加速します。

キバナ 1枚
重要なエネ加速カードの一つ。オクタンが不採用なのでれんげきエネルギーを確定で持ってこれるのはエライです。

ツツジ 1枚
雪道マリィを超える極悪ギミック「雪道ツツジ」。初手に引くと腐るため1枚採用ですが捲り性能を上げるために必要な札。
このカードのおかげで今までなら負けた試合を何回かひっくり返せました。

とりつかい1枚
チルタリスから持ってこれる予備的な入れ替えふだ。ドロサポとしては弱いですが、意外と役立つ場面が多いので外せない1枚。

セイボリー 1枚
非Vに刺さる一枚。当初は枠の都合で入れていませんでしたが、さすがに非Vに対する勝率が安定しなかったので採用しました。

ボスの指令 3枚
説明不要。チルタリスから簡単に持って来れるのはよき。

【エネルギー:12枚】
水エネルギー - れんげきエネルギー - キャプチャエネルギー 4-4-4枚
連撃エネルギーは説明不要。水とキャプチャが永遠に迷っている配分です。今回はウーラオスVMAX&メロン1枚構築でキョダイレンゲキに頼る構築ではないので初手の安定感を重視してキャプチャを多めに配分しました。全てのアタッカーに貼れることにより安定感を高めてくれます。
キョダイレンゲキをたくさん打つなら水エネルギー&メロンを増やしたいとこですね。

7.終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございます。

安定した勝率を残せたのは、安定性のあるデッキ構築に仕上げれたのもありますが「ニンフィアをはじめとしたカードが応えてくれた」ことと思っています。
シティではプレイミスで初戦から負け後がない状況でも、毎試合のようにニンフィアが「クイックボール、キャプチャエネを持ってきたよ」と初手から駆けつけてくれました。

また、今回水ニンフィアを煮詰めるなかでニンフィア研究会をフェリスさん(@felice_pokeka)と立ち上げ、情報交換を行いながらお互いシティに向けて調整してきました。
そして、フェリスさんもシティでは予選全勝&ベスト4と結果を残しており、まだまだ環境で戦えることを証明してくれています。
あちらはオクタン型の水ニンフィアを使用しており、先ほど紹介したししゃもさんの水ニンフともまた別のアプローチとなります。
noteやTwitterでもニンフィアに関する情報を発信しているので興味のある方はぜひ覗いてみてください。

ニンフィア自体がどうしても環境的にはマイナーな立ち位置なのは否めないですし、次の新弾ではパルキアVSTARやディアルガVSTARといった圧倒的カードパワーを持ったポケモン達が出てきてより逆風になるのが予想されます。
しかし、ニンフィアの良いところは「相棒を選ばない汎用性」だと思っており、今後も色々な型を追求していきたいです。

このnoteを見て一人でも興味を持って頂ければ嬉しく思いますし、気になったことなどあればTwitterのDM等で質問頂ければと思います。
また、「ニンフィア良かった!組んでみたい」と思った方は投げ銭して頂けると嬉しいです。

ニンフィア最高!!

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