愛してやまないクリエイター

この記事はIRENKA KOTAN creator's Advent Calendarの企画として投稿します。noteを書くのは久しぶりなのでどんな文章になるか楽しみです。

企画について

今回の企画というのは、自分の好きなクリエイターということで、私の愛してやまないクリエイターを共有していきたいと思います。
自分はデザイナーを目指して勉強中なので、デザイナーにしようとしたのですが、この業界というか”クリエイター”の世界に入るきっかけになった愛してやまない人を今回は紹介します。

その人にしか作れない世界観

紹介したいのはヨコオタロウさんというゲームクリエイターです。
ドラックオンドラグーンNierシリーズのディレクションを行っている方です。もしかしたら制作しているゲームの名前は聞いたことがあるかもしれません。

私の中でゲームプレイする人間から、ゲームを創る人間を目指すきっかけとなった人です。

どう素晴らしいかを説明し出したら無限に文章が続いてしまうので、今回はいくつかにまとめて紹介していきます。

今までの常識に囚われない

彼の制作するアクションRPGでは、他にはない要素が数多く含まれています。アクションから急にシューティングゲームに変わったり、プレイヤーが心を病むくらいの暗いストーリーが展開されます。今までのRPGとは一線を画すそのゲームスタイルは自分の中で衝撃的な部分がありました。

ゲームをプレイする中で、ゲーム以上のものを感じることができる。
それまでただプレイして楽しいという感覚から、言葉に表すには少し難しいですが、このゲームが何を伝えたいのか、人間の存在意義、暴力とは、不条理の世界とか、ゲームからより多くの新しい感覚を得ることができます。

特にNieR:Automataでの人間が送るアンドロイド、エイリアンが送る機械生命体、この代理戦争の対比、感情を持たない彼らがお互いの産みの親のために戦いを続ける、そこで生み出される真実や感情。
綿密に組み込まれたシナリオからプレイスタイルまで、本当によく考えられています。

問いの重要性

ゲームをプレイする中で重要な分岐点でもある選択肢
最近だとマルチエンディングのゲームは多いし、プレイヤーが感じ、判断し結果としてストーリーが変わるのは多いですよね。
例)ライフイズストレンジ、Detroit: Become Human
この選択肢ってプレイヤーのバックボーンによって結果が変わるし、細かな事象で変わってしまうほど、ある種の脆さみたいなのがあると思います。

彼の作品の中では、選択肢よりも問いとしての印象が強いです。
エンディングを見るためにセーブデータを消させたり他プレイヤーを助けるためにセーブデータを捧げたりします
普通はえっ?って思いますよね。でもこれが問いです。
エンディングの激ムズシューティングでは、クリアできないとセーブデータを捧げたプレイヤーの化身が助けに来てくれます。
その後、他プレイヤーを助けるために捧げるかを選択します。
ここでは人間としての本質的な良心が問われてるような気がします。
セーブデータを消すことで新エンディングが見える場合では、真実へ向かうための欲求が問われているかもしれません。
あくまで憶測なんですが、私はそう感じました。

彼の世界観では社会への問いや個人への問いなど沢山の要素が詰まっています。ゲーム通してその人が問われています。どんな選択をするのか、その行動を正義と見るのか、悪と見るのか。

さて、ゲームしたくなりました?

締め切りとは悲しいもので、もっと語りたいですがある程度で終わらせないといけない訳です。

これを見てゲームしたくなったら、ぜひNieR:Automataをやってみてください。良い体験を保証します。

自分がクリエイターを目指す中で、彼の影響は強く、今デザイナーを目指す中でも、このデザインが伝えたいことは何か?、本質的な問題とは?など色々考えてやってます。

私も彼のように、ある物事からそれ以上のものを提供できるようなデザイナーになっていきたい。

こんな感じでどうでしょう?
9月はIRENKAのメンバーがこんな感じで、好きなクリエイターについて語っています。良ければ他のメンバーのnoteも見てください。

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