ジョンの音楽は__

ジョンの音楽はこうして新しい色を纏ってゆく-Lonely / ソユ×ディンディン×ヘンジュ-

シャヲルの皆さんこんにちは、よっしーです。
早速ですが、みなさんThe Callというテレビ番組を覚えていらっしゃいますか?

そうです、あの、イテミンとBewhYという違う世界の神同士を出逢わせ、Pinocchioという名曲を誕生させた伝説の番組です。イテミンとビワイのコラボには全私が泣きました。(次のアルバムは TAEMIN feat.BewhY 期待してますSMさん)

そんな神番組The Callが今年でシーズン2を迎え、またもやシャヲルに嬉しい情報が飛び込んできました。それがこちら↓

なんと、The Call 2 Ep.6にて我らがジョンヒョン(feat. テヨン)の『Lonely』を、元SISTARのソユと、ラッパー・ディンディン、同じくラッパー・ヘンジュがアレンジして披露してくれたのです!
なので今回はこの『Lonely』について少し語っていこうと思います。

190816 The Call 2 Ep.6

3人でステージのアイディアを出し合っている部分が、YouTubeにアップされていたので日本語字幕を付けました。

今回『Lonely』を提案したのは、ラッパーのディンディンだったようです。彼は「意味のあるステージにしたい」と語りながら、自分が塞ぎこんでいたとき、ジョンヒョンとテヨンの『Lonely』に元気をもらったと言っています。

ディンディンがこの曲のことを、「憂鬱でありながら、なぜか力をくれる曲」と表現しているように、ジョンとテヨンが歌う『Lonely』は、「Baby I'm so lonely 私は独りぼっちみたい」というサビの歌詞をはじめとして、とても寂しい印象が残る曲です。2人が歌うサビの部分を和訳してみたので参考にしてください。


Baby I'm so Lonely so Lonely 나는 혼자 있는 것만 같아요
僕はすごく寂しいんだ 僕は独りぼっちみたい
지친 널 볼 때면 내가 너에게 혹시 짐이 될까
疲れ果てた君を見ると 僕は君にとっ負担なんじゃないかって
많이 버거울까
手に負えないんじゃないかって
Baby I'm so Lonely so Lonely 나도 혼자 있는 것만 같아요
私はすごく寂しいの 私も独りぼっちみたい
그래도 너에게 티 내기 싫어
でもあなたに気付かれたくない
나는 혼자 참는 게 더 익숙해
私は一人で我慢するほうが慣れてるの
날 이해해줘
私のこと理解して

この曲は、悲しい曲じゃない

歌詞の内容はもちろんですが、多くの人がこの曲に悲しさを感じてしまうのは、きっとジョンヒョンのことがあったからでしょう。共通点が多い2人だからこそ、この曲に私たちにはわからない思いもたくさん詰まっているだろうし、空に旅立っていくジョンヒョンに「もう寂しくないようにしてあげるね」という言葉を掛けてくれたテヨンが、今一人鬱病と闘っているということも、なんとも言葉には表しがたいです。

でも番組内でソユはこう言います。
「みんなこの曲を悲しくとらえるけれど、きっとジョンヒョンオッパも、苦しんでいる人に対して”元気を出して”という思いで、この曲を書いたんだと思う。」

だから彼女は、「I'm so lonely 僕は独りぼっちみたい」という歌詞を少し変えて、「あなたはもう独りじゃない」という意味を込めたいと言っています。この歌詞は、最後の合唱部分で出てくるので注目して見みてくださいね。

ソユ×ディンディン×ヘンジュ 『Lonely』

日本語に翻訳したので、歌詞に注目しながら聴いてください!

ジョンの音楽はこうして新しい色を纏ってゆく

また一味違う『Lonely』いかがでしたか?
きっと、こういったアレンジに少し抵抗がある方もいるのではないでしょうか?どれだけK-POPアーティストがラッパーとコラボしようと、どれだけHIPHOPが人気になろうと、やっぱりシャヲルにとってラップというのは馴染の薄いものかもしれませんし、最後の合唱部分も少し”あからさま”だなと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ソユの言う通り、ジョンがどのような気持ちでこの曲を書いたのか、その意図を100%知ることはできません。でも、ディンディンやソユのように、この曲に共感し、元気を貰っている人がたくさんいるということ。彼らがこの曲を自分なりに受け取って、理解して、今回のアレンジが完成したということ。

それだけでも、私はシャヲルとして凄く嬉しいです。ちなみに個人的にアレンジとしてもめっちゃ好きですし、最後の合唱の部分も、なんとなく「ジョンヒョンに届け~~!」って言っているようで…もう、泣いちゃう。

「あなたは”独り”なんじゃない、”唯一”なんだよ」という、”lonely”と”the only”の言い換えも素敵でした。

今回の『Lonely』は、ジョンヒョンとテヨンのものとはまた違った色を持つ、いわば別物だけれど、こうやってジョンの音楽が歌い継がれ、新しい色を纏ってゆくのだと思うと、すごく嬉しいですね。きっとジョンにも届いてるよね?ㅎㅅㅎ

はやくApple Musicで配信してくれ~~~



(この先は暇な方だけ読んでください)

おまけ:ディンディンとヘンジュについてミーハーが喋る

今回のステージを見て、「ソユは知ってるけど…ラッパー誰?」となったシャヲルも多いはず!!なんたってソユはあれだもん…

キボムのマブダチ。

毎回インスタで激近ツーショが載るたびに、「まぁソユだしね!」ってなるやつ。ってそんなことはどうでもよくて、今回多くのシャヲルが「誰?」ってなったであろうディンディンとヘンジュについて、韓国ヒップホップ界隈ミーハー野郎であるよっしーが少しお話ししたいと思います!

DinDin(ディンディン)

今回『Lonely』を提案してくれたディンディンは、ラッパー…なんですけどど、まぁラッパーというよりはタレントという感じ。本業よりバラエティ番組とかでの活動が目立ちますね。今や韓国ではラッパーの登竜門となった「Show Me The Money」という番組のシーズン2に出場して注目を浴びました。

ディンディンは今回だけでなく、実は以前にもB1A4のサンドゥルとコラボしてジョン作詞作曲の『한숨』を披露しています。

さっきから何度も言っているように、このディンディンは”ラッパー”というよりは”タレント”というイメージが強いです。皆さんが想像するラッパーのイメージが”怖くて厳つい”だとしたら、ディンディンは”明るいお調子者”という感じです。

そんなディンディンが、今回の『Lonely』のステージで披露したラップの中にこんな歌詞があります。

거기서 거기 사람 사는게 다
大差ないさ 人が生きることなんて
거짓에 거짓 살아가는게 다
嘘に偽り 生きていくことなんて
전부 다르면서 결국 똑같다는거
全部違うのに 結局同じだってこと
알면서도 나 혼자만
わかっていながら 俺ひとりだけ
끝까지 또 밝은척
いつまでも明るいふり

いつも明るくおもしろいディンディンの口から、”明るいふり”という言葉が出て私はハッとしました。きっと裏ではいろんなことで悩んでるんだなと思います。そうやって憂鬱なときに『Lonely』を聴いてくれていたのかな~なんて思うと、うん、ちょっと好きになる。ちょっと。

Hanzoo(ヘンジュ)

ヘンジュは、リズムパワーというヒップホップグループに所属するラッパーです。さっきちらっと出てきた「Show Me The Money」という番組のシーズン6で優勝しています。凄い人だよ!(ちなみに、シーズン5の優勝者はイテミンとコラボしたBewhY様!)

このヘンジュも、いろいろ苦労している人なんです。その中でも有名なエピソードとしては、彼は左目がほとんど見えません。ある日突然、ブドウ膜炎という不治の病気にかかって失明を避けられない状態になったそうです。

そんなヘンジュが、目のことも含めて、自分の心境を語った曲がこちら。

ちなみに、この『Red Sun』という曲の出だし

외로움 그대로 내비둬
寂しさはそのままに
억지로 밝아질거 뭐있어
無理やり明るくすることなんかない

という歌詞は、今回の『Lonely』でディンディンがそのまま引用しています!ヒップホップではこうやって他人のリリックを引用したりして、曲にいろんな意味や関連性を持たせたりします~

ジョンヒョンがEXOの『Playboy』を作った時も、ラップ部分に『Growl』のラップパートの歌詞を引用しようとしてました!(それは結局、時期的に遅くなったので修正が入ったそうです笑)

はい、この辺でおまけも終わりにします(笑)(絶対需要ないし)
韓国にはK-POPだけじゃなくていろんな音楽があって、幅を広げるのも楽しいですよ~って話です!
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!!!ではまた!!

いつか、だいすきなSHINeeに恩返しができるように、たくさんの想いと言葉をためています💎