黒旗ルール違反の注意点
黒旗ルールの恐ろしいところは、BFD(※)で失格になること以上に、そのレースが再スタート/再レースになった場合の対応次第でDNE(=取り消しのできない失格)になりかねないことだ。
黒旗ルールは、フライングする艇やゼネラルリコールを誘発する艇を早々に排除することで、スムーズなスタートを実現させるのが目的だ。
その目的に沿って、いったんBFDとなった艇は、ゼネリコになっても再レースになっても免罪されない。それを知らずに再スタート/再レースに参加してしまったうっかり者にはDNEという重い罰則が科せられる。
無罪放免となるのは、レース延期(AP)とスタート前にレースが中止(N旗)される場合の2つ。この免罪パターンを、しっかりと頭の中に叩き込んでおこう。
※BFD=黒旗ルール違反による失格(Black Flag Disqualification)
規則30.4(黒色旗規則)
BFDとなった場合の注意点
BFD➡再スタート/再レースの場合に確認すべきこと
レース運営艇(一般的には本部船)に自艇のセール番号が掲示されているかどうか、必ず確認しよう。
自艇のセール番号が掲示されていなければ、次のレースに出場できる。
※BFDが免罪される「レース延期」と「スタート前のレース中止」でも、自艇のセール番号は掲示されない(はずだ)から、ややこしくなったら運営艇の掲示を確認し、『自艇番号が出ていなければ次のレースに出る』という考え方もできる。
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