漫画「今際の国のアリス」は一気見したくなるスリルさと、納得感あるトリックが○

少し前にNetflixで話題だった「今際の国のアリス」を漫画で全巻読破しました。

全体的な感想としては、特に前半のストーリー及びゲームがスリリングだけどトリックのある内容で面白かったです。

あらすじはだいたいこんな感じです。

『今際の国のアリス』は、謎の世界“今際の国”に迷い込んだ主人公アリスが、そこで出会った仲間と協力し、命懸けで「げぇむ」に挑み、生き残りを目指すSFサバイバルです。

早速、気になった点を挙げていきたいと思います。

・命懸けの「げぇむ」のトリックが面白い

『今際の国のアリス』では、毎晩命懸けのげぇむが行われます。

それだけでなく、「げぇむおおばあ」しても死んでしまうので、かなりスリルある「げぇむ」です。

主人公のアリスは、弱気で自分から行動するのが苦手な性格なのですが、人とは違ってクリティカルに物事を捉えられる強みがあります。

そんな彼が仲間の力を借りながら土壇場で暴くトリックが、適度な難易度だからある程度の納得感があり、解決した時のスカッと感を感じられます。

正直、後半に進むにつれ「げぇむ」のスリル感✖️トリックは尻すぼみになっていきますが、とは言え面白いです。


・トランプになぞらえた「げぇむ」のレベル設定

「今際の国」には、全52ゲーム、トランプの枚数分だけ「げぇむ」が存在します。

マークによってげぇむの特性が違います。

♢:知能型
♤:肉体型
♧:バランス型
♡:心理型

そして、げぇむの数字が大きければ大きい程難易度が高くなります。

このゲームの特性・難易度がなんらかの数値で分かるのは、期待値コントロールがしやすいので良いなと思います。

またトランプと言うのは、どこかサイコな(ある意味中2病的な)雰囲気を醸し出していて、僕は割と好きでした。

・強みが分かれた仲間に好感が持てる

主人公アリスは、友達のチョータとカルベと一緒に「今際の国」に迷い込みます。

このカルベは中卒?でチンピラみたいな格好ですが、実は既に社会人2、3年経験して、しっかりお金も稼いでいます。

だから、男気もあるし、決断力もあるし、頭の回転も早いです。
こういう分かりやすい強キャラは推したくなっちゃいますよね。

また、本作で出てくるキャラクターたちは、みんな現世で何かしらの弱みを抱えています。
弱みは読者が推したくなるための要因の1つかなと思いますので、良い設定だと思いました。


・後半の尻すぼみ感

これは仕方ないのですが、前半の「げぇむ」が完成度高すぎて、後半の数字が大きい「げぇむ」への期待値が過度に上がりすぎてしまいます。

これは王様ゲームとかも一緒で、デスゲームにはどうも付き物な課題な気がします。
でも、僕が作りたい作品と割とイメージが近いので、しっかりと分析をして、解決策を見つけていきたいと思います。

なんだかんたこう言う作品は、夢中に一気見してしまいます。
Netflixだと、よりスリリングな映像で楽しめるんだろうなと思うので、今度Netflixを契約した時に見てみたいなと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?