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ストリップ

6頭のまさご座に行ってきた。
とても素敵な香盤で、ストリップならではの「みんな違ってみんないい」を体現するような演目を見ることができた。ストリップっていいよなあと再確認したのだ。そして、最近何か忘れかけていたものを思い出した。

エモいって言うと軽い感じ。感動したって言うと、重い感じ。どういう表現が適切か分からないが、まあ、自分のボキャブラリーが足りないのは重々承知している。だけど、ただただストリップを見て心が動かされたことを皆さんに知ってもらいたくて、SNSを始めたのだ。そんなことを思い出した。もう3年半になる。

スゴイ!まではいかないけど、まあまあ頑張って描いた踊り子さんの絵。稚拙だけど言葉にせずにはいられない気持ち。この素敵な世界を知らない人に伝えたい。オレができるのは絵とレビューしか無かった。絵を描くのは劇場で見て、刺さった踊り子さんだけ。ただ、刺さりまくった結果、たくさんの踊り子さんを描いてしまったけど(笑)

いろんな意見があったり、似顔絵なんかもらっても多分嬉しくない踊り子さんがいたり、この活動自体を続ける意味ってなんだろうと思う事も多々あった。何の為?誰得?やる必要あるのかな…

2000年劇場数 96
2010年劇場数 45
2020年劇場数 18

でも、これが現実だ。本気でこの文化を残そうと考えている劇場関係者や踊り子は、どれだけいるのだろうか。まあオレが言うことじゃないのは分かっているけど。

強さではなく、環境に柔軟に対応して姿を変えるものこそ、生き残れるものらしい。
このままを続けて、自然淘汰されて無くなるのか?抗って回復に向かうのか?10年後、どれだけの劇場が残っているかなんて、誰にも分からない。

オレが今日見て心動かされたものは、10年後見られるかどうか分からないなんて、切なすぎる。絵を描くこと、レビューを書くことがそれに抗うことに繋がるかは分からないけど、何かせずにはいられない気持ちだ。

まだストリップに行ったことない人に言いたいんだ。
劇場で見てきて。
今日は初日。


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