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ダービーへの道のり (よそトレ#206)

※「ダービーは10月デビュー馬が勝つ!?(よそトレ#205)」から続く
今年の出走馬には過去10年のダービーで6勝を挙げてきた10月デビュー馬が少ない。
そして、ダービーに出てくるような有力馬のデビュー月が近年は10月から早まってきているのではないか、という仮説も怪しくなってきた。
なので、次にダービー出走に至る過程(キャリア)に注目してみた。

狙い目はキャリア4,5戦で出てくる馬

2歳6月から3歳5月までの間に走れるレース数なので、大きな差異はないのだが、それでも過去10年を見るとキャリア3戦馬から12戦馬までそれなりの幅がある。

キャリア4戦~6戦で9割近く占める

キャリア5戦が最も多く、馬券に絡む確率も高い。
4戦の馬もほぼ同じくらいの確率で、6戦になるとやや落ちる。
キャリア3戦あるいは7戦以上の馬で馬券に絡んだケースは過去10年で4頭しかない。

キャリア3戦馬をどう扱うか

今年はキャリア3戦馬が3頭も出てくる

さて、今年の出走馬は?とみると極端にレース数が多い馬はいないが、キャリ3戦の馬が3頭もいて、うち2頭は有力馬(というか人気馬)である。どちらかが馬券に絡むことはありそうだが、2頭同時に3着までにはいる可能性は低そうである。では、どちらをとるか。

キャリア3戦馬7頭のうち勝ったのは10月デビュー馬

キャリア3戦でダービーに出てきた馬は過去10年でわずか7頭なので、データ的にとても断定的なことは言えないが、ここは「デビューが遅い馬ほど、ダービーで完璧な走りをすることはむずかしい」と仮定する。デビュー後の調教期間は短いし、休養期間(というか馬体を鍛えなおす時間)も十分にとれないのは不利だからだ。
ということで、11月デビューのダノンベルーガは切り、8月デビューのイクイノックスは残す。ちなみに、キャリア3戦でダービーを勝ったのは昨年のシャフリヤールだが、こちらは10月デビューだった。

4着以下が2回以上あると厳しい

次に着目したのが4着以下だったレース数である。
過去10年のダービー出走馬179頭のうち、ダービーまでのレースで4着以下が2回以上あった馬は82頭いた。このなかで、ダービーで馬券に絡めた馬はわずか4頭しかいない。1着になったのはワンアンドオンリー1頭である。(着度数2.3.0.3で出走数も8と多いが。)フェノーメノは3.0.0.2のキャリアで、ダービー2着。
今年の出走馬を調べると、4着以下が2回以上の馬は7頭。これらが3着以内にくるのは厳しいとみて、基本的には消しだが、3勝しているオニャンコポンは念のため残す。

オニャンコポンは名前が好きなので、、、

まとめ:本命はドウデュース、対抗はイクイノックス

  1. 本命:ドウデュース…9月デビュー、皐月賞3着から巻き返しがある

  2. 対抗:イクイノックス…8月デビュー、皐月賞2着から上積みはむずかしい?

  3. ▲ :ジオグリフ…6月デビュー、目標が皐月賞だったとみてダービーではやや割り引き

  4. 穴1:オニャンコポン…9月デビュー、名前で応援したくなる馬

  5. 穴2:ジャスティンパレス…9月デビュー、ホープフル2着の実力

  6. 複勝:ロードレゼル…9月デビュー、2200m以上に強み

ジャスティンパレスは皐月賞では力を出せなかったが、ホープフルで活躍した馬はダービーでも走るというデータもあり、穴馬としてあげたい。
ロードレゼルは2200m以上のレースを2回走って結果を2回とも結果を出している。(2200m以上のレースを複数経験しているのは、この馬とプラダリアのみ。)

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