#- 「即入」て言うのね
神奈川県の横浜でパーソナルスタイリストをしています、Caoliです。
パーソナルスタイル=おひとりおひとりへの「似合う」のご提案をしています。
しれーっと1週間弱入院しておりました。
フォロー頂いている方には趣旨違いかも知れませんが、注意喚起と備忘ということで。
自分のために用意した1食分の食事が完食出来ない、から異変に気づきました。
でも夏場に2、3日ならよくあることなのです。大抵は盛夏の時期なので、涼しくなり始めて寝付きも良い感じな気がするけどなぁと2日ほどスルー。
以前便秘を拗らせ、大腸が胃に接触して似たようなことがあったのですが「完全に詰まった感じでもないし、出る量が少ないのは入ってるのも少ないし」と思いつつ、ソフトめの下剤を飲んでみる。
ここからが酷かった。
薬を飲むための水を、胃が受け付けない。
ひどい吐き気で、お腹の風邪をやったときにもらった吐き気止めを飲んでみるも胃が拒否。吸収を待たずして固形のままシンクへ。
嘔吐のあとは鳩尾から腰骨のあたりまで不快感があって、とても動く気にならないけれど、最低限のカロリーと水は摂らねばとゼリー飲料とOS1とスポーツ飲料をネット発注。
この時点で近くの小さなクリニックは終診時間。
救急までは決断できず、朝まで寝ていられないなら流石に救急車だ。と近くの総合病院の診察券とお薬手帳と、飲もうとして飲めなかった薬の残骸と、要りそうなものを鞄に突っ込んで就寝。
朝、突然の吐き気で目が覚める。気分は最悪。
何も入っていない胃から苦くて酸っぱい液体が出て来きれず喉を焼く。
うがいをしてまたえずく。
届いていたOS1を口にすると、普通に飲める。とりあえず、水は足りていないことを理解した。
駅前のクリニックまで歩く気力も既になく、熱中症リスクが高すぎるのでタクる、ならもぅ総合病院行こ。と隣駅まで。
受付で予約はないが大分しんどい旨を話し、だらしなく座っていると救急室へご案内。
夜間じゃないと各科の救急室、てことなのかな?
とりあえず栄養&カロリー&水分補充のため点滴と、お薬手帳に挟んでた健康診断結果で再検査までは行ってなかった項目のリスクを総当たりで潰していくらしい。今回の大ボスは膵炎でしたが、会敵は免れました。
まずCTと血液検査5本と尿検査。5本て、、、献血も倍量の方断られるんですけど大丈夫かな。
CT受けて戻って来たら血液検査4本追加。当日経口で飲んだ量より多いよ、たぶん。
「週末は父の喜寿の誕生祝いで箱根に、、、!」とかゴネてみたものの「行っても何も食べていいと言えないし、急変疑いあるからせめてこの辺にいて欲しいなぁ」とかにこやかに容赦ない。
ああ、父を看取ったあとに母が「あのとき」って溜息つくやつ。あー、やらかした。
最終診断は「虚血性腸炎」。
原因は、、、色々、、、血管の零細化とか動脈硬化とか、加齢とかどうしようもない部分もあるんで特定は難しいんですが、内臓は血流が足らないと炎症起こすんです。
初めて医療関係者に加齢を指摘された。ショックというか、一線超えた感がやばい。
とりあえず腸が炎症で浮腫んで、下から順番に胃まで物理的に閉塞していったのだろうとのこと。消化「管」とはよく言ったものですよ。ようはパイプ詰まりでしょ?
原因はシンプル、治療も絶食で内臓を休ませて回復待ちなのでシンプル。とはいえ「対応間違えてたら餓死」だったらしいので、初手で悪化したところで受診が間違いなく正解だったのだろうな。
「取り敢えず今日は帰せない値が出ました」と看護士さんがやって来て、あれよあれよと入院病棟へ。「即入1件ですー」と内線を入れていて、「即入院?即日入院?どっちにしろ当事者になろうとは」と俯くばかりでした。
Kindleの入ったiPadとイヤホンは持っていたので、Podcast聴いてYouTube観て本読んで、強制就寝と起床を除けば家にいるのと存外変わらぬ生活。
点滴抜いた途端に肌が萎れて、院内コンビニの化粧水じゃ足りないわ!!となったのがおうちに帰りたいピークだったかも知れない。
絶食中の人がいる病室にカレーうどん持って来るぅ?とか
この暗がりで作業すんの、看護士さんて?とか
複数床部屋ですぐ電話するルームメイトがナースコールボタンすぐ紛失する人だったんですが、「痛いよぅ〜」とか言ってても電話かナースコールに言ってるのか、ナースコール失くして耐えているのか判らず困っていたら「こんな広い部屋に1人はもう嫌」と言われるほど存在認知されてなかったり。
私がナースコール押したのにお向かいに人来たことあったしな。向かいが「かんごふさん〜」て叫んだからなのでそれでいいのだけど。
順調に回復したからこそ言える事ですが、医療従事者すごいなぁを間近に見る貴重な機会となりました。深々最敬礼。
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