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私のダーリン。私の東京。

私は美少女。
私は中学生の時から大人だった。たくさんの官能小説、海外の古本。そんなものを読んで過ごしていたからかもしれない。私のいう大人、は、経験。年齢だけ重ねて子供の大人を見ているからそう思う。本当に教師には嫌になる。自分のエゴばかり、ユーモアのない罵倒。本当に嫌になる。でも私は大人。だから子供のような大人を真摯に受け止めている。時には教師に私の考えを言うけど、お前は間違っていると罵られる。その時にいつも海外とは違う。と本を思い出していた。日本は全部こうなのかと。学校にはうんざりしていたが、プライベートは違う。私には愛しているダーリンがいる。もちろん1人。ただ1人を愛すのが私の美徳。

初体験は中学2年生。割と早い方だと思う。ダーリンは高校生。まっ、美少女の私を放って置けるわけがないわね。
ダーリンとのセックスはとても気持ちがいい。私の体はまだ、ダーリン1人しか知らない。それに浸る時間もとても良かった。セックスの後はもちろん会話を楽しむ。体を重ねるだけなんてとてもつまらない。私とダーリンは体を重ねながら心も重ねるわ。時には彼を欲しすぎてしながら泣く時もある。でもその時、彼はそっと涙を舌で掬ってくれる。
そんなスクールライフを送っていた。
私は卒業間近に彼のいる高校に進学しようと決めた。ダーリンのことが大好き。愛してる。これだけの気持ち。私にはそれ以外の気持ちは対して重要ではない。
彼の高校に進学してから、彼との時間はさらに増した。でも来年卒業で大学に行くとなると少し寂しい気もしたが、その1年はずっと側に彼を感じれてとても幸せだった。学校の人とも仲良くなれてやっと楽しいスクールライフを過ごせると思っていた。
日々を過ごしているうちに、彼の卒業間近になり、私はずっとナーバス。だって、彼は卒業後東京に行くと言う。私の知らない街で私の知らない人たちに触れて、私から遠ざかっていく。それが頭を過るたびに、彼に怒りを覚える。私はこの頃に崩壊した。全てが崩れたのだ。


私は彼のいない高校で、崩れた心で、友人たちも失った。
私は美少女。それだけが救いだった。私は寂しくて、他校の男の子と付き合った。彼は私をいつも可愛いと言う。正直聞き慣れているし、聞き飽きているから心は揺れないけど悪い気はしない。
彼は自分勝手で私の表面しか見てくれない。私が美少女だから仕方ない。でも、私の愛してるダーリンは違かった。私の外も内も全て理解してくれた。私はダーリンをまだ愛している。捨てきれないこの気持ちは彼には無い。私の寂しさを埋める道具に過ぎないのだ。

その頃から私はいじめにあった。無視され始めていたから気づいてはいたけど。
男にも女にも尻軽だとか、ビッチだとか。
汚い言葉で私を罵る。中学の頃の教師を思い出した。あの教師も同類か?私は汚い言葉を浴びながら半笑いだった。
本当の私は違う。私はもっとピュアでダーリン1人を愛している。でも私はいじめられている。
その真実をゆっくり全身で理解するうちに涙が溢れた。
私は高校3年生になる前に東京の高校に転校した。
後悔はしていない。またダーリンを近くに感じれると思ったら元気になった。

初めての1人暮らし。

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