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【ソロキャン】層雲峡オートキャンプ場(上川町・冬)

「忘れ物には十分ご注意」のロケーション

 層雲峡オートキャンプ場は、道北地域では貴重な冬キャンプ場の1つです。かわいいバンガロー?もあり、さすがに真冬のテント泊は……という方でも楽しめそうですね。
 国道39号沿いに位置しており、旭川の中心市街地からは車で1時間ほどの距離です。大きめの看板が立っているのでわかりやすいと思います。周りには何もありませんが、車で10分ほど走れば温泉街があり、コンビニもあります。ちょうど氷瀑まつりの時期だったので、外国人観光客で賑わっていました。近隣にホームセンターはないようなので、忘れ物にはくれぐれもご注意ください。管理棟で薪を販売していますが、お値段は少し高めです。
 トイレ(ウォシュレット式)と流し台、椅子とテーブルがある休憩スペースを備えた綺麗な建物がありました。電子レンジも設置されているのは驚きです。

流しと電子レンジがある綺麗な休憩スペース
なぜ日中に撮影しなかったのか?

 前週は雨が降るほどの暖気で、真冬の寒さが戻ってきたこの日の気温は夜になってマイナス20℃を下回りました。日没が近づくにつれて気温が下がっていくのが肌でわかるんですよね……設営スペースを除雪すると雪の下から泥水が滲みてきたのですが、夜にはしっかり凍ってしまいました。

40センチくらい掘った

 今回は新しく購入した「FUTURE FOX FOX BACE」を使用しました。朝起きた時に思ったのですが、なかなか遮光性に優れているようです。外が明るくて無駄に早起きしてしまう……ということが防げそうなので、夏にも使ってみたいですね。付属のインナーテントはメッシュで冬キャンプ向きではないので、いつも使用している「LOGOS ROSY オーニングドームsolo」のインナーテントを使用。

無理矢理ロープを張って立ち上げた様子
もうちょっと広めに除雪しておくべきだった……

 冬用シュラフがないので3シーズンシュラフを二重にし、さらに電熱マットを入れ、隙間から外気が入るのを防ぐためにマフラーを巻いて挑みましたが、寒くて眠れないということはなく無事に朝を迎えられました。しかし朝はものすごく寒い。「布団の中から出たくない」の状態。テントの内側にはうっすらと霜がついていましたし、クーラーバッグに収納していたペットボトルの水は半分凍っていました……。

今回の学び

  • 冷凍肉は解凍された状態で持っていく(解凍されるどころか逆に凍っていくため)

  • 飲み物はクーラーバッグに入れる(外に放置すると凍るため)

  • 設営スペースは広めに除雪する(ロープを張る必要のあるテントの場合)

  • ポールを使う場合は、敷き板を用意する(ポールが雪に刺さるため)

板を敷かないとポールが雪にぶっ刺さる
ぶっ刺さっても無理矢理設営できるけどテントの天井が低くなって窮屈


 真冬の雪中キャンプは今回が初めてだったので、何か想定外のことがあってもなんとか夜を越せそうな、設備の整ったキャンプ場を選びました。夏のキャンプ場とは環境が全く違うので、事前に色々なことを想定しておくことが重要だと思います。

後日

 全身バッキバキの筋肉痛になり、翌週末にはインフルにかかりました。インフルなんて7~8年ぶり。疲労で身体がダメージを受けている隙を突かれたんだろうな……そういう意味で雪中キャンプはちょっとリスクがデカいですね。虫がいなくて、ギアが汚れにくくて、趣があって、自分で「巣」をつくる感覚がすごく楽しいけども!

(2024.2.23-24宿泊)