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3回目公演からは2日4回公演、観客動員最大5,000名の規模に発展していた。
2010年に亡くなった作家・井上ひさしは30過ぎからの20年間、市川市国分に住んで、「ドン松五郎の生活」「偽原始人」など市川を素材にした小説も数多く書いた。
そこで、2012年の第6回公演は、その小説群を分割統合脚色して家出する子どもたちの冒険ミュージカルを書いたが、著作権保有者の許可が下りなかった。ガックリ! 急遽「手鞠うた風にのって」の再演となった。書き忘れていたが、3回目公演からは2日4回公演、観客動員最大5,000名の規模に発展していた。
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2014年の第7回公演は「月の雫~いちかわイーハトーボ物語」
国府台の森の奥には不思議な赤レンガ建築が残り、そこからは夜な夜な不気味な歌声が響いてくる…宮沢賢治ワールドとともに、“わが街いちかわ”にイーハトーボ(理想郷)を築こうと呼びかけた。
本当に、国府台2丁目の旧千葉県血清研究所(3回公演「夏の光」で描いた「血清製造所」)跡地には、明治半ばに建てられ旧日本陸軍武器庫として使われた赤レンガ建築物が残っている。戦前まで市川は広大な軍都だった。この頃、その赤レンガ保存と活用運動が盛り上がり、僕は代表に押された(この件はまたいつか)。
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2016年の第8回公演は、中山鬼子母神を舞台にして手を染めた子どもの引きこもりと虐待テーマがとん挫し、やはり市川在住だった作家・幸田露伴と娘孫たちの半生を描いたのだが、寸前でモデル許可が下りず、「夏の光り2016」の再演となった。新作挫折から余儀なくされた再演復活だったが、作品的には満足な仕上がりとなった。
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そして2018年は「michio!~星野道夫物語」市川出身の冒険家写真家星野道夫のユニークにして壮大な生き方をアラスカの民話とオーロラ伝説に絡めて描いた。素材はどんどん広がり、いったいどこに行きつくのか?最後までどうなるかもわからない怒涛の稽古になった。
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尚、「星野道夫写真展」7/2~9/4 市川市文学ミュージアムで開催されます。最終回に続く
ヨッシー
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