【百年ニュース】1920(大正9)4月13日(火)東京株式市場が午後にほぼ1週間ぶりに立ち合いを再開するが、またも下落を記録する。翌14日は再度の大暴落となり、結局再び停会となる。生糸,綿糸,米穀も大崩落を記録した。新聞報道が変動を拡大させているとし内務省警保局が不当記事掲載停止の検討開始。
内務省警保局は警察行政を主管する官庁。戦前の警察は内務大臣を頂点とした中央集権的かつ強力な国家警察であった。警保局は警察行政全般と全国の警察人事を掌握した。警保局図書課は出版法と新聞紙法を根拠に検閲を通じ言論を統制したが、大正期は比較的自由な言論が見られた。警保局長は川村竹治。
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