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【百年ニュース】1921(大正10)10月3日(月) 福祉活動家の佐藤初女が青森で誕生。青森技芸学院(青森明の星高校)卒業後小学校の教員となり,勤務校の校長で会った佐藤又一と結婚。1992岩木山山麓に人々の癒しの場「森のイスキア」を設立。素朴な素材の味を重視する食の見直しを訴えた。2016没,享年94。

福祉活動家の佐藤初女さとう はつめが青森市で誕生しました。青森技芸学院(現在の青森明の星高校)を卒業したあと、小学校の教員となり、勤務校の校長であった佐藤又一と結婚しました。

のち教職を退くと弘前市内に転居し、ろうけつ染めなどの指導をするかたわら、1964(昭和39)年より弘前学院短期大学の非常勤講師として家庭科を教えていました。

1992年に岩木山山麓で「森のイスキア」を主催し、悩みや問題を抱え込た人々を受け入れ、痛みを分かち合う癒しの場として社会福祉活動に尽力します。素朴な素材の味を頂く、食の見直しを通じた心身の問題の改善を訴え続けました。2016年に乳がんにより死去、享年は94歳でした。

森のイスキア/佐藤初女の言葉

「人間関係で行き詰まったときは心を騒がせず休ませます。煮物と一緒。時間を置くとじんわりします。」

「ともに食すことはともに在ること。言葉を尽くして話すより,深いところで通じ合える。」

「私は本人が気づくのを見守るだけ。自分で納得して答えが出せた人は、まわりが驚くほど変わっていきます。」

佐藤初女『いのちをむすぶ』集英社,2016

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