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TRY大賞の所感

今年も第22回TRY(東京・ラーメン・オブ・ザ・イヤー)2021-2022が発表されました。

一通り拝見しての所感について備忘録的に書かせていただきました。

【選考結果の妥当性】
選出されたお店はどこも素晴らしく納得感のある結果。選考委員の誠意を感じます。
反面、なぜこの店が選ばれていないの?という不思議感があるのも事実。
統計データでn数が明示されていないデータを信じる人は誰もいないはず。
お店側からのエントリーがあってそれに対しての審査となるのが本来の姿。それで成り立たないのであれば選考辞退店リストの記載があれば納得感はある。
そのようなリストがない現状では全ての店の中から選ばれた、という誤解を読者に与える。

【ジャンルの整理と家系ジャンルの新設】
現在のカテゴリーはしょう油・しお・みそ・とんこつ・MIX・にぼし・鶏白湯・つけ麺清湯・つけ麺濃厚・汁なしの10種類。このうちとんこつ、MIX、にぼし、鶏白湯は出汁。熟考の末こうなってるんだろうけど、熟考の末に整合性が取れてない(笑)
そして一都三県に限られているのに、家系がとんこつ部門になっているのは賞の幅を狭めているんじゃないかな?
家系は一つのジャンルとして選考しても良いと思う。その為にはまず家系の定義付けが必要になります。個人的には①元祖は吉村家、②元祖からの流れを汲むどこかの家系店舗で修行後独立(家系の系譜に連なる事ができる)③スープは店内炊き、以上の条件に合致するお店。
メリットとして家系の定義が明確になる事で粗製乱造のなんちゃって家系を抑制することも出来るし、ラーメンフリーク以外の一般の方にも本当の家系を認知してもらう事ができる。

【選考範囲の拡大】
茨城、栃木等選考範囲の外郭部に相当ハイレベルなお店が沢山出てきているのは周知の事実。
このままでは井の中の蛙になってしまう可能性もあります。
選考範囲を首都圏(首都とその周辺を含む地域。 日本では、首都圏整備法の定める区域。 東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県の全域で、東京駅を中心に半径約150キロの区域)に拡大する事で、従来の一都三県で選ばれるお店も更に厳選され、より納得の行く結果に。
これは常に「業界最高権威」を謳うTRY大賞のステータスをより高める事にもなると思います。、

【投票制度の導入】
今、どんなラーメンが求められているのか?やはり一般のラーメンフリークのリアルな意見も参考にすべき。
TRYサポーター制度のようなものを作り、登録制にすれば組織票等による不正な投票は防げると思います。
都道府県毎のサポーター数と店舗数から加重平均で加点する。

【雑感】
毎日連食で食べている選考委員の胃袋に敬服。
それだけ食べないとその域に達しない=健康を害さないのか心配。※余計なお世話(笑)

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