ナベンジャーズ感想

ナベンジャーズを見た。
ユニットコントといえば、思い出すのが『君の席』で
あれを生で見た人は一生自慢できるんだろうな、と思っている。

で、今回のナベンジャーズ。
生で見られなかったものの、リアルタイムで見ることができて、本当に良かったと思った。
今後の4組の活躍を考えると、
コント史の中にも、お笑い史の中にも残るライブだったのではないかと思う。
備忘録も兼ねて、1コントずつ感想を書きます。

私がもう見られなくなったラーメンズとバナナマンのユニットライブコント、『genico』の感想ブログを読み漁った時のように、
何年後かのお笑いファンにいつか読まれますように。

※以下本編のネタバレが含まれます

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※台本が特典の中にあったので、誰がどのコントを書いたかも含め語りたかったが、特典のネタバレになると思い、ここでは控えます

①劇場型詐欺

劇場型詐欺は実際に存在する手口だそうで。
本物も、どんな展開になっても対処できるように、いろんなパターンで用意していて、本人が電話先に登場しちゃったら”荒い”展開に進むんだろうな、と思った。

②AorB

むらまつさんの「お前誰だよ！」に対しての「それは知っておけ」は面白かった。
会社で多数決で決める時に、読み合いが起こる感じは
実際の会社でもあるあるなんだけど
この大人数の2ヶ月半をこの決裁だけに割いてると思うと
面白さが増すし、人数の多さで面白さを表現できることも
ユニットコントの良さですね。
ジョーンズさん（ヤザキ）、ちゃんと英語喋ってたな。。。

③養成所生

養成所ならではの文化なんだろうな〜。演技が上手いからなんだろうけど
服装とかが、一気に養成所生のように見えてくる。
これこそ、9人の使い方が上手いと思った。
萩野さんは、ネタも書ける上にこういう演技できるのは本当に強い。
せーの「ご報告があります」のリズム感が良い。オチも良かったな。。。

④ギャンブル

SNSでも一番話題になっていた。
これはうますぎる。トイレットペーパーの音の使い方がうますぎるし、水が流れる音が”救いの音”かのように聞こえるのは、全人類ピンとくる最高のあるある。外国でも流せるレベル。
確定演出っぽいね、確かに。
賭ケグルイのやつは、何でも賭け事にしてくるのも、ピンとくるあるある。

⑤Pure

普段は違う畑の人が、今回は特別に恋愛を書いてくれる
といフリが、こんな風に効いてくるとは！
あ、そういう展開！？と笑ってしまった。
キスで子供生まれる、という勘違いはピュア界では万能である。
ピュアさ故の自分の勘違い発言を「演出」という言葉で最後訂正してたの、
いい設定だなと改めて思った。

⑥就職祝い

私自身大学を一浪で入って、先に大学生になった友達に「あのような祝われ方」をされた経験があるので、共感羞恥心に似たものを感じた笑
少なくとも環境は先にみんなが大人になってしまっているため
家系ラーメンのような扱いを受ける。

学生時代は受け入れられた”そいつの変なところ”が急に浮き彫りになっちゃうやつ。
就浪してるやつってこんなやつ、感があって、
テレビコントのキャラとかにもできそうなコントだった。

⑦ゲレンデの風制作発表会

マイクが調子悪いのは、少なからずスタッフが悪いから、あなたはそんなにキレちゃダメでしょ、という前提がありつつ笑
緊張でいつもより声が小さくなってしまう（だから、マイク1本の状況にもあまり気が回らず、好きな時に好きなタイミングで話し出す）、という設定。
Gパンパンダさんの、ネタバレしちゃう制作発表のネタを思い出した。
オチがたまらなく好きだった。

⑧BARラフテル

この時点でチェイサーチェイサーって呼ばれてるってことは結局相方を変えなかったということなんだろうか。
あのコントだけ使われてない！って気になっていたので、
最後のオチの一言は、そうくるか、と鳥肌が立った。
トイレのコントは、確かにそいつだけちゃんとやらかしてたな。プラスとかマイナスとかいうやつは、大手企業に内定もらってたのに、一体何があったのだろうか。。。
こういう伏線回収、大好きなので（空気階段の単独然り）
いいものを見てしまった〜、とお腹いっぱいで見終えることができた。

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