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学園祭学園ファンによるヨナフェス2022ライブレポ

鷲崎健をご存知だろうか。主にアニメ・ゲーム関係のイベントの司会をやったり、文化放送超A&Gや音泉等のアニメ系ラジオのパーソナリティーをやっている人だ。


そんな鷲崎健が2016年に始めたラジオ番組が「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」である。月~木の深夜に放送されていて、放送回数はなんと1000回を超えている。


メインパーソナリティーは鷲崎健で、

・月曜は月替りのマンスリーアシスタント(女性声優が来ることが多い)

・火曜はアイドルグループprediaより、沢口けいこ

・水曜はバンド学園祭学園よりボーカルギター青木佑磨

・木曜は週替りでゲスト

という風に、日替わりで鷲崎ともう一人のゲスト・アシスタントが番組に出演するスタイルとなっている。


特に好きなのが青木佑磨との水曜日!ひたすらとりとめのない話と、くだらない例え話なんかを挟みながら1時間の放送時間があっという間に過ぎていく。


この番組を通じて青木佑磨、そして彼の率いるバンド「学園祭学園」も大好きになった。歌もいいのだが、トークがピカイチなのだ。ライブに出たら持ち時間の半分以上はメンバー同士のおしゃべりに費やされるし、トークの調子が良すぎて曲がさらに削られるなんてこともあるらしい。彼らのファンクラブサイト、「月謝」も最初期から登録している。



そんな彼らが初めてのフルアルバム「ユートピアだより」を出したのが2020年の1月。リリース記念に東京、大阪、名古屋で何本もライブが決定していた。


しかしそんなときに新型コロナウイルスが猛威をふるい始めてしまう。残念ながらライブは中止、私が取っていた名古屋公演のチケットも払い戻しになってしまった…。


当時、「やっと大好きな学園祭学園を生で見れるなんて!」とウキウキワクワクだった私はとんでもなく落胆したのを覚えている。



その後コロナウイルスは流行ったり収まりかけたりを繰り返し、ライブに行きたくてもいけない日々が続いた。私は愛知から沖縄に移り住んでしまって、学園祭学園を生で見れるチャンスはますます遠くなってしまった。


そんなとき、ヨルナイトで発表されたのがヨナフェス2022の開催だった。もちろん、もしかしたら感染拡大によって中止になってしまうかもしれない。それでも、好きな番組のイベント、そしてずっっっと心待ちにしていた学園祭学園の生ライブを見れるまたとない機会に、私は気づいたら先行チケットを予約していた。


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そして迎えた当日。ライブDVDで見たことはあっても、実際に野音に行くのは初めてだ。本当に公園の中にあるし、音漏れがガンガン聞こえる。

ちょうど当日は公園内で「パエリア・タパスフェス」が開催されていたので開場前に寄ってみた。

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おっきなサバが乗ったサバパエリアが目についたので買ってみた!


そうこうしているうちに開場時間になったので入場口近くへ。今回は紙チケットはなく、全て電子チケットでの入場だった。手軽だけど、もぎられた半券をコレクションする楽しみはなくなっちゃうね。

席を探してみると思っていたよりも前方でビビる私。嬉しいけど、前から10列以内って結構良席だよね?

番組では直前まで「頼む!!!!チケット買ってくれ!!!!」と言っていたからどれだけ空席が目立つだろうと思ったのだが、ほぼ満席だった模様。おそらく50席も残ってなかったんじゃないだろうか。キャパ3053人なのだから、すごいことだ。

そして17時、いよいよ開演する。


一曲目は番組内ユニット「オッド・アイ」鷲崎健、沢口けいこ、青木佑磨の三人が「radio!radio!radio!」を歌い上げる。「Welcome to this radio land!」とサビで何度も歌われるこの曲はまさにヨナフェス一曲めにふさわしい。

曲が終わり、軽くMCが入っている間に舞台転換。学園祭学園のセットが舞台に置かれるとそのままメンバーが出てきた。

青木「それじゃあ私、オッドアイから学園祭学園に戻ります!」とMCを切り上げ、鷲崎、沢口は舞台袖からはけていく。いよいよ学園祭学園のステージだ。果たして一曲目は何だろう


1.サーチライツ(新曲)
青木「新曲やります! サーチライツ」
そう、まさかの新曲だった。ギターをかき鳴らしながら歌う様と青いライトが印象的だった。


2.サウナ(新曲)
2曲目も新曲だった。裏打ちが気持ちいいスカ調の曲で、前にイベントでも披露されていたはず。観客全員の手拍子が気持ちいい。


3.Dawn song
3曲目は去年のはじめ頃から歌われているDawn song。5拍子の曲で、所々のキメやブレイク、鍵盤ハーモニカソロなど見どころ満載の曲だ。まだアーカイブなしのYouTube Live等でしか発表されてないため、ここにリンクを貼れないのがもどかしい。鍵盤ハーモニカからサビに戻るの頃が美しすぎて涙ぐんでしまった。


4.any love, anymore
ここからは定番曲のターン。サビ頭の「ぱーっぱ ぱっぱっぱらっぱーぱー」は本来観客とのシンガロングだが、残念ながらこのご時世では難しい。精一杯拳を掲げて思いを届ける。


1番のAメロで歌われてるように狭義ではアニメとそれを愛する我々の歌だが、さらに広げて「いつかは終わりのくるもの」を愛する人、「もう終わってしまったもの」だけどそれでも愛する人の歌とも言える。

大切な人を忘れようとしてる もうガラクタになってしまっているんですか?
ずっと君は止まった心臓を抱いて そこで僕を待ってるような気がしてんだ

今年も3月で色々なアニメ系ラジオ番組が終わってしまった。リスナーの人数だけ存在するやりきれない思いが、聞こえないシンガロングに載せられてる気がした。


5.ももいろ
こちらも大好きな曲。もともとももいろクローバーを歌った曲だがこれも広義の「別れ」を歌っている。ユートピアだよりでレコーディングする際は関ジャニ∞から錦戸くんが脱退を発表した翌日だったため、ボーカルに感情が乗りまくったとか(青木はかなりのジャニオタで、特に関ジャニの大ファン)。青木のハイトーンにのせて、寂しいけれども高らかに歌われる名曲だ。


百年経ったら墓に入るならば きみもおれと同じさ百年経っても変わらないのならば 愛とでも呼べるかな


6.wants
学園祭学園最後の曲はwants。なんとこの曲は鷲崎とのコラボという貴重なステージを見ることができた。


なおこの曲を歌っている間、学園祭学園は肖像権が無くなるため、観客による写真撮影やSNSへの投稿がOKとなる。

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ツイッターには「#きょうのwants」で検索すると観客たちが撮った写真を見ることができる。


いつものライブとは違い、ほぼMC無しで駆け抜けた全6曲のステージだった。ドラムの栗田君、ベースの市川君、パーカスの阿部くんも笑顔で楽しみながら演奏している姿が印象的だった。

この学園祭学園、ボーカル以外のメンバーは会社員であり、プロのミュージシャンではない。しかしとてもそうとは思えないほどの演奏力、一体感で会場を虜にしてくれた。

次はぜひワンマンライブを見てみたい。


そう、できれば是非………私が住んでる沖縄のライブハウスとか、来てくれないですかね(小声)

とりあえず私のライブレポはコレでおしまい。これ以降の出演者も素晴らしかったのだけど、ここまでの熱量で書き続けられないので、会場に来ていた他のオタクたちに譲りたい。

私は鷲崎のポアロ時代の曲を語れるほど掘り下げられてないし、prediaは正直あまり追えていない。ぜひ自分の愛をぶつけられるオタクに、このあとのライブレポは書いてほしい。そう、いま読んでいるあなたの事です。

さぁ記憶が薄れないうちに、早く!頼んだぞ!

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おしまい

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