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【ゼロから】早稲田大学現代文攻略ルート【9割】

【記事内容】初学者が早稲田大学に合格できる学力を効率的につけるための勉強法について説明しています。

みなさんどうも、こんにちは。

スタディサプリ現代文講師の柳生好之です。

今回は「ゼロからはじめる早稲田大学現代文攻略ルート」について説明していきます。

1,難解な文を読むための「語彙・漢字」を学ぶ

早稲田では東大現代文よりも難解な文章が出題されることがあります。ただし、その難解さの原因は「語彙レベルが高い」ということが多いです。設問の難しさで言えば東大のほうが上なのですが、「語彙レベルが高い」ことでとっつきにくさを感じてしまいます。

そこで、「語彙・漢字」の学習をして難単語が使われていても臆せず文章を読むことができるようになりましょう。

そのためには『入試現代文の単語帳BIBLIA2000』を使うと良いでしょう。『BIBLIA2000』では伝統的なキーワードだけでなく、最新テーマの文章を読みこなすための単語も収録されています。500〜700語の単語帳には収録されていないような言葉も『BIBLIA2000』で学びましょう。

もっとも、早稲田の「漢字書き取り問題」はそれほど難しい漢字が出題されません。「書き取り」はしなくても良いので、「意味」をしっかり覚えましょう。

【早稲田用の使い方】

・100単語につき30分(全体約10時間)

2,あらゆるジャンルの「読み方」を学ぶ

早稲田では評論文、随筆文、小説文とあらゆるジャンルの文章が出題されます。今後は実用文も出題されるでしょう。そこであらゆるジャンルの文章の読み方と、現代文の「絶対ルール」を学びましょう。

そこで用いるのが『ゼロから覚醒はじめよう現代文』です。

この本は「文法」「レトリック」に関してコンパクトに学ぶことができます。早稲田の場合は「文法」の分析が重要になります。

例えば、課題文に次のように書かれています。

「K助が勉強してA子に教えた。」

そして、選択肢にはこのように書いてあります。

「K助が勉強したA子に教えた。」

ほとんど課題文と同じことを言っているように思えますが、この選択肢は間違いになります。なぜなら、課題文では「勉強」をしたのは「K助」なのですが、選択肢では「勉強」したのは「A子」になっているからです。

このように「て」を「た」に変えるだけで、間違いの選択肢は作れてしまうのです。早稲田の場合は難しい単語を使ってさらに長い課題文や選択肢が出てきます。その中で「て」が「た」に変わっているから違うと判断するのは、日頃からの準備が必要です。

【早稲田用の使い方】

・各回30分〜60分で読む(約5時間)
・問題はクイズ感覚で解く

3,複雑な文の「構造分析」を学ぶ

さきほども触れましたが、早稲田の現代文は課題文も選択肢も複雑な構造になっている場合が多いです。そこで、複雑な文の構造分析を学ぶ必要があります。

ここでは『ゼロから覚醒Nextフレームで読み解く現代文』を使いましょう。

9つのフレームを理解した上で文章を読むと、難解におもえた早稲田の課題文もスッキリ整理することができます。

選択肢が正しいか正しくないかも明確な基準をもって判断することができるようになります。

また、最近増加傾向の「思考力問題」の対策もできます。20年商学部で出題された「命題の真偽」の問題も、「逆・裏・対偶」という論理学の考え方を導入したので、明確に解けるようになります。

【早稲田用の使い方】

・各回30分〜60分で読む(約7時間)
・問題はクイズ感覚で解く

4,超長文の「要旨把握」を学ぶ

ここまでで制限時間ナシなら9割取れるという状態になっていると思います。しかし、早稲田の最大の敵は「制限時間」です。

超長文を制限時間内に読み解く方法を身につけるために『ゼロから覚醒Final読解力完成現代文』を使いましょう。

また、法学部などで出題される記述問題の対策として「要約」のやり方も学べるようになっています。

長文の要旨をとらえて、要約ができるようになるためのトレーニングをしましょう。

【早稲田用の使い方】

・各回60分で読む(約9時間)
・それぞれの文章の要約文を書く

5,様々な設問の「解き方」を学ぶ

早稲田の現代文は様々な設問が出題されます。最もバリエーションに富んでいるのが早稲田の現代文だと言えるでしょう。

そのような様々な設問の考え方を学んで準備するために『柳生好之の現代文プラチナルール』を使いましょう。

通常の傍線部の問題や空所の問題だけでなく、脱文補充問題や文整序問題など、共通テストや国立二次試験では見かけないような問題も、『プラチナルール』を学ぶことによって「解き方」が身につきます。

【早稲田用の使い方】

・各回60分で読む(約8時間)
・過去問で間違えた問題の復習をする

6,問題演習をとおして「頻出テーマ」を学ぶ

「読み方」「解き方」が一通り身についたら、実際の入試問題を使って実践演習をしていきましょう。そのときに「頻出テーマ」も同時に学べると一石二鳥です。

ここで用いるのは『柳生好之の現代文ポラリス』です。

ここまでである程度現代文に自信がついた人は『ポラリス2』から始めましょう。

『ポラリス2』はまだ難しい(半分以下の点数しか取れない)ということであれば、『ポラリス1』からはじめると良いでしょう。

【早稲田用の使い方】

・各回制限時間を決めて解き、解説を確認する(約10時間)
・何が原因で間違えたのか、分析して今までの参考書の復習をする

6,過去問演習

最後は過去問演習です。赤本などを使うと良いですが、解説が少なくて間違え直しがしにくいという場合は「スタディサプリ特別講習」を使うと良いでしょう。

ここで「早稲田大学対策」の授業を受けると、過去問演習の代わりになります。

いかがでしたか?

難しいと言われている早稲田の現代文もきちんと対策すると9割、もっというと満点も夢ではありません。おそらく試験本番で唯一満点が狙える科目なのではないでしょうか。

頑張っていきましょう。





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