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柳生好之の現代文ポラリス

みなさんどうも、こんにちは。

スタサプ現代文講師の柳生好之です。

今回は柳生の初の受験用問題集である『柳生好之の現代文ポラリス』について説明いたします。

1,頻出テーマ別問題集

ポラリスは「頻出テーマ」の内容に触れるためにテーマ別の構成になっています。『1基礎レベル』『2標準レベル』ともに共通のテーマについての文章が掲載されています。

言語論/文学論/芸術論/宗教論/思想・宗教論/文化論/社会論/文明・科学論/小説/随筆

また、それぞれのレベルで同じテーマでも主張の方向性が異なってくることも確認できます。たとえば、『1基礎レベル』はある程度常識的な主張が展開されるのに対して、『2標準レベル』では常識を覆すような主張が展開されます。このように、同じテーマでもレベルによって論の展開が変わってくることが確認できるように作られています。

この点は他の問題集にはない『ポラリスシリーズ』の大きな特徴になっています。

2,志望校レベルの過去問演習

『ポラリス』は志望校レベルの問題を収録しているという点も特徴です。『1基礎レベル』は中堅大レベルの問題、『2標準レベル』は難関大レベルの問題が収録されており、同じレベルの問題で過去問演習をすることができます。これは大学の名前というよりは問題のレベルになっていますので、例えば難関大でも比較的易しい青山学院大学の問題は『1基礎レベル』に収録されています。

とはいえ、中堅大レベル(たとえば日東駒専)の問題と言っても簡単ではありません。ですから、日大が第一志望の受験生が『1基礎レベル』の問題を問いたとしても半分くらいしかできないかもしれません。

しかし、それで良いのです。間違った問題は解答解説をよく読んで、次に解けるようになればよいのです。「初見で50%の正答率」というのが適正レベルだと考えてください。

3,ミクロとマクロの詳細な読解解説、一定の方法論による設問解説

『現代文ポラリス』は「読む」「解く」の両方に詳細な解説をつけました。この解説は頭からそのように読みなさいということではなく、自分が読めなかったところ、自分が解けなかったところを中心に解説を読んでもらえれば大丈夫です。とくに「読解」の解説は「ミクロレベル」「マクロレベル」ともに詳細な解説がついています。すべてを時間内に分析するのではなく、復習のときに役立てるイメージを持ってください。

また、文の構造に関して詳細な解説がついています。現代文が苦手な受験生は「主語」「述語」や「複文」「重文」といった文の組み立てを意識して読み直してみましょう。

他方、「読解」の解説の後には要約文もついています。現代文が得意な人は要約文を書いて、解説の要約文と見比べてみてください。

「ミクロの読解」が苦手だとわかった人は『ゼロから覚醒Nextフレームで読み解く現代文』に戻ると良いでしょう。

「マクロの読解」が苦手だとわかった人は『ゼロから覚醒Final読解力完成現代文』をやると良いでしょう。

「設問の解き方」が身についていないという人は『柳生好之の現代文プラチナルール』をやると良いでしょう。

4,詳しい使い方

まずは一周時間を計って解いてみてください。そして、どの問題で時間がかかったか、どの問題で間違えたかなど、自分の実力を把握します。

つぎに、弱点だとわかったテーマがあれば『BIBLIA2000』などを使って知識を補強しましょう。

また、自分が苦手な設問の種類がわかったら『現代文プラチナルール』で設問の考え方を身に着けましょう。

そして、二周目に入って得点が伸びているかどうかを確認してください。『基礎レベル』で合格ライン70%くらい取れれば、『標準レベル』でも同じようにやっていきましょう。

5,2021年現代文最強ルート

入試現代文を体系的に学びたい方はぜひ次のような手順で勉強してみてください。今まで漫然と学んでいた現代文の世界が一変することをお約束いたします。

柳生好之のオフィシャルサイトができました。お仕事の依頼はこちらにお願いいたします。


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