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伝プトレマイオス『百言集《センティロキウム》』74


LXXIIII.
Qicunque Martem in ascendente habuerit, habebit omnino in facie sua cicatricem.
♂ vulnerum & cicatricem factivus est. Gradus vero ascendentis, faciem hominis designat, ac vultum. Quare si ♂ in eo partiliter tempore nativitatis est, habebit natus cicatricem in facie.

[羅] 上昇位に火星をもつ者は誰も顔に火傷痕をもつことになるだろう。
♂は傷つけ火傷を負わせる。これが上昇位を通過する時には特に人の顔にしるしを残す。♂が誕生時に部分的に存するなら、赤子はその顔に火傷痕を得るだろう。

[亜] プトレマイオスは言った。火星が昇位点(アセンダント)に見つかる時、〔生まれる者の〕顔は傷(しるし)を得るだろう。
註解
火星は裂傷や切り傷の原因であり、頭と顔の全体は昇位点(アセンダント)に帰属される。それゆえ、その顔に傷(しるし)が残されるのも稀なことではない。


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