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伝プトレマイオス『百言集《センティロキウム》』45


XLV.
Omnis homo, qui non habet praedominatores nativitatis suae in signis formae humanae, alienus erit a societate humana.

Praedominatores sunt Luna in nocte, & Sol in die. si sunt in ascendente, vel in medio coeli, vel in 7. aut 9. vel in 11. hoc est, in omnibus super terram, praeter 8. & 12. Item qui sunt in signis, ubi plures habent dignitates caeteris, in eo tempore, nisi cadant ab ascendente. Praeterea, qui plures habent dignitates in ascendente. Multiplices ergo sunt praedominatores considerandi. Si ergo isti significatores fuerint in signis formae humanae, ut in ♊ , ♍ , & huiusmodi, faciunt hominem facilem, civilem. Sin vero sint inferiformibus signis, alienum faciunt a societate humana, minus tamen in mansuetis: ut in ♈, magis in atrocibus, ut in ♌, ♏, &c. Nam in mansuetis ipsi humiliter sequuntur homines, amantque, sed quasi viles ab eis contemnuntur, quod ego in plerisque vidi, qui praedominatores in ♈ habuerunt.

[羅]誕生時(星図)の主(惑星)をひとがたの星座の中にもたない人は、人の社会から疎外される(人倫の外にある)。

支配(主惑星)とは夜間誕生にあっては月、日中誕生にあっては太陽で、これらが上昇位あるいは中天にあるか、7,9,11の家にある-8と12は除く-ならすべて地平線の上で、諸他(の惑星)よりも大きな尊厳をもつ。すくなくともこの時、上昇位の落位にあたっていないから。また上昇位にあるもの(惑星)はさまざまな尊厳をもつ。それゆえ考慮すべき要素は多数ある。これらの意味するものが、♊ , ♍ 等々のひとがたの星座の中にあるなら、人は容易に市民的(文化的)になる。冥府(下位?)の星座の数々なら、人の社会には属さない飼いならされることのない者となる。♈は♌, ♏等々同様に最も恐ろしい者となす。飼いならされたもの(家畜)は人に従順で、人を愛するが、人はこれらを無益なものとして蔑む。これについてわたしは♈に支配(惑星)をもつ者たちの多くに確認した。

[希]誕生時(星図)の支配(惑星)が東(ホロスコープ)にも、ひとがたの星座の中にもない者は自ら疎外される。
生まれる者の(星図の)東にひとがたの星座があるなら、気さくで人づきあいの良い者を示している。家畜四足獣の星座の中にあると、謙譲で会話に巧みな人を示す。野生の四足獣の星座はすべてにわたって卓越を求める者を示している。これらの星座にアフェテスがあるなら、つまり日中誕生において太陽が、夜間誕生において月がこれらの星座の中にあるなら、同じことが示されている。

[亜] プトレマイオスは言った。いかなる誕生時日〔星図〕においても、昇位点(アセンダント)とその意味するもの(しるし)の数々が人のすがたをとる星座の中にないなら、これをもつ者は人々から離れる〔隠棲する〕だろう。
註解
或る人物の昇位点(アセンダント)に人のすがたに一致した星座が見つかるなら、彼はその様相を取ることになり、それに親しいものとなるだろう。それ〔星座〕が四足の家畜のかたちをとるなら、民と和しつつ、民のもとへ通う興味もなくなるだろう。一方、有毒な動物のかたちをとる時には他人に命じ、横柄となり、同輩たちよりも自らをもっとも愛するだろう。光球の位置Sahib al-Nawbahもまた、ハイラージュHaylagの数々の間にある時にはこれと同じである。


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