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自分のトリセツありますか?

深いことを考えずに毎日楽しく生きていたら不惑を迎えていたのです。

ふ‐わく【不惑】
物の考え方などに迷いのないこと。
《「論語為政の「四十にして惑わず」から》40歳のこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

ここからです。私が迷いだしたのは。
いや、本当はもっと前から迷ってた。けど向き合わずに楽しい方へ流れ流され、
やばい、不惑とか言えないじゃん! とやっと迷いに向き合うことにしたのです。

とりあえず転職活動をしてみた

新卒からずっと同じ会社で働いています。
仕事とプライベートのバランスが取りやすく、おかげさまで仕事しながらプライベートでたくさんの自己実現をしてきました。
旅は30ヶ国ほど、ダンスで何度も舞台に立ったり、ビールは1,000種類近く飲んでるから、多分それだけでも100万円以上は余裕で使ってるよなあ。
着物も何枚も集めて着たり、パーソナルジムで体を絞って山に登ったり。

でも仕事面はあまりにぬるま湯でした。ちゃんとモヤモヤしてました。
それで転職エージェントに登録したのです。
ま、でも結果、失敗したのです。

もらった求人票に手当たり次第応募した

みなさん30〜50社くらい応募するのでそれ目標にしてください!
そうエージェントに言われ、仰せのままにしました。
これも経験だしね。と、やりたくもない仕事、行きたくもない会社の面接をバンバン受けてバンバン落ちました。そして疲弊しました。

最終面接で落ちた

1社だけ、ちょっといいなと思った会社がありました。
現職と全然違う業界だけど、新しいことできるの楽しそうだなーって。
で、なぜか最終面接までいって。
でもまあ、落ちました。理由は「自信のなさ」を感じたと。
それもそのはずです。正直、この仕事をやり切るイメージはついていなかった。

コーチングを学んでみた

でもその会社の最終面接までいったことで、キャリアコンサルタントとか、コーチングといった仕事に興味を持ちました。
その時、とあるコーチング系講座のお知らせを目にしました。
この仕事をしたいと思ってたわけではない。でも転職活動の方向性も見失っているし、自分の選択肢を広げるために、どんなんか学んでみたい。
そんな軽い気持ちで講座受講を決めました。

結局自分を理解していなかった

勉強は楽しかったです。空いた時間も他の受講生とロープレの練習して。
認定試験に合格すれば副業として仕事もいただけるということで、ロープレ試験は合格しました。でも、面接は受からなかった。「自己理解、自己受容が足りていない」とのこと。スキルは身につけても、結局そんな人間が他人様のコーチングなんかできるわけがないということです。

自己理解プログラムをやってみた

そんなときSNSで流れてきたのが自己理解プログラムでした。
ん? 結局私毎回流れてきたものに乗っかっていますね。まあそれはここでは良しとしましょう。

けっこう前に読んでいたこちらの書籍。これに実際にコーチが伴走してくれるプログラムがあるということは知りませんでした。
本に載っていたワークは自分でやってみてたけど、結局「ビールのことをブログで発信する」みたいな結論にしかならなくて。だから何? それが何? と納得感が低かった。

すごく論理的なプログラムだった

とりあえず無料カウンセリングを受けてみました。
私じっくりと考えたい派、かつ、これの前のコーチング講座でもそこそこの金額払ってるし、即決はできませんでしたが、最終的には始めてみることにしました。

決め手は、すごく論理的なアプローチのプログラムだなと思ったこと。
やりたいことを見つけるための公式がきちんとあって、ワークもかなり多そうだし、ひとりで自分と向き合う時間も取りたい自分に合ってる気がした。
あと、ストレングスファインダーを取り入れていることも、もうひとつの決め手でした。前に受けて、気になっていたので。

そして100日後の今

だいぶ中身を端折りますが、うわー、まじで受けてよかった。今ここです。
Before/Afterの変化でよかったことをを3つあげるとしたら、

  1. 価値感の大切さを知った

  2. 自分に自信が持てるようになった

  3. 前より行動しやすくなった

かなと思います。
これも全部マインド的なことではないです。

私は、論理的なこととか、事実の積み上げとか、きちんとした根拠があることを拠り所にしているのですが、たとえば「自信」にしても、わー、私、なんでもできちゃうかも☆ みたいな軽薄なポジティブさを身につけたわけではなく、

「過去の経験に基づくと自分にはこういった傾向があり、他人方向への長所として活かすことができ、それは別の機会でも再現可能である」

ということを論理的に説明できるようになった、という感じです。

「自分の短所パターンはこういう場面で発動し、こちらの長所を使えば回避または軽減可能である」

ということもあります。

自分のトリセツができた

他にも選択や行動の指針となる価値感の軸がしっかりしたこととか、
行動し続けるドミノの作り方を学ぶことができたことで、
うまく自分をコントロールして前に進んでいけるようになりました。

日々感じたことを長文で送りつけても毎回丁寧に、かつ客観的な目線でフィードバックしてくれたコーチがいてくれたことや、
同じく迷える他の受講生たちとオンラインで交流する機会があったことが、
自己理解をとても深いものにしてくれました。
長い人生に比べれば、コーチや他の受講生たちと対話できた時間はほんの少しですが、とても密度高く学び深い時間を過ごさせていただきました。

とはいえここからがやっとスタートラインです。
日々仮説検証をして、PDCAをまわすこと。
その一環として、この文章も書いてみた次第です。

自分のトリセツがなくて日々迷っているなあ。
そんな方がいたら、おすすめしたい。
不惑の迷いと、そこからの脱却方法を曝け出し、プログラム卒業記念といたします!



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