今夜の形容詞は穏やか

とてもとても久し振りに穏やかな気持ちで夜を過ごしている
随分長いこと夜は辛かった(もちろんカラいではなくツラい)り苦しかったり自棄になったりしていた

ずっとずっとモヤついてた感情をやっと言語化できて
頭の中や心持ちを整理整頓できたからだ
具体的な内容は気が向いたらまた今度

引っ越し直後の私の部屋のごとく段ボールにまみれた部屋では心がクサクサする(本当にもうやだ)
それと同じで
片付いてない思考や感情はそれだけで無駄に心に負の影響を与える
これはけっこうこわいこと だと思っている

だので言語化できたことが何より重要だが

そこに辿り着くまでの過程では
邪魔な先入観の存在も見つけたし
見たくもない嫌な自分にも出会って
その都度混乱したり自己嫌悪に陥ったりうんざりして自暴自棄になったりもしていた

いらぬ先入観は本質を見極める目を曇らせたり逸らさせたりする

本質が見えていないと認知の歪みが起きて
無駄に人と摩擦を起こしたり建設的なコミュニケーションを難しくする
なにより知らぬ間に自分の内部にねじれが生じて無意識の苦しみを産む

理解/意識していないので例えば一定期間/量を越えた頃に心身に異変が出る
わたしの場合はじんましんだったり
信じられない眠気や寝坊だったり
急に出る涙だったり
必要以上の自己肯定感低下だったり
身近な人への暴力的な振る舞いだったりした(物理的な暴力はふるってません一応 具体的には好戦的な言動や押し黙り等いわゆる躁鬱的なかんじ)

こうして抽象的に言葉にするとあまりにも当たり前で書いてて自分にも全然刺さらないけれど

今一度自分に起こった一つ一つの具体的な出来事に当て嵌めて考えてみると
本当に本当にこの通りで

なんでこんな当然のことなのに渦中では分からないままで過ごしてたのか
過ごせていたのか

馬鹿なのか? 馬鹿なんだろう

それに気が付いただけでも
すんげぇ馬鹿から少し馬鹿くらいには成長できたのかもしれない
そのようにポジティブに捉えることが大事だと思える位にはポジティブなう

だからこそ
今夜は穏やか
一人を独りと思わずに済む夜

バッハが心地よい
唐揚げも旨い
ビールはクラシック(結局飲んでる)

新居で初めて明日のお弁当を作ろうと思えた夜

キャパオーバーの涙じゃない
なんだか胸熱な涙
色んな人の優しさを思い出して胸がきゅうっとなる

なんて世界は優しいのだろう
なんて自分はちっぽけなんだろう
ちっぽけな私の中の嫌になるほどの熱
それはたとえ地球が燃え尽きたって
もしかしたら残るかもしれない熱

何もなくて何でもある
どうとでも捉えられる
死ぬまで生きる
明日は分からない
今夜は穏やか

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